ビジネスに役立つフレームワーク第一弾
「as-is/to-be」モデルとはビジネスフレームワークの一つです。このフレームワークでは、現状と理想のギャップを比較し、何が問題なのかということを明らかにすることができます。
ビジネスでは、現場レベルから経営レベルまで幅広く「as-is/to-be」モデルのフレームワークが使われています。実際の使い方を今回の記事では解説していきます。
「as-is/to-be」モデルとは
「as-is」と「to-be」はそれぞれ、「現状どおりの」、「将来の」というように訳すことができます。
この2つをビジネスフレームワークの中では「as-is」:現状の姿、「to-be」:あるべき理想の姿という意味で用います。
to-be ⇒ あるべき理想の姿
これら2つの要素を利用し、その間で生じているギャップから問題を「見える化」することができます。
「as-is/to-be」モデルを旅をテーマに当てはめる
今回、僕自身「as-is/to-be」モデルを実際に使ってみました。
テーマは「旅をしながら生活したい」
こちらをもとに「as-is/to-be」を書き出し、現状の問題、課題を「見える化」していきます。
「旅をしながら生活したい」
as-is
- 決まった場所で働く生活をしている
- 休みの日にも旅ができていない
to-be
- 場所を問わず、どこにいても働ける
- 休日は自分の知らない場所を訪ねる
書き出した「as-is/to-be」から見える問題、課題
②理想の生活を送ることのできる職を選択できていない
③自由に使える休日を有効利用できていない
このように、簡単に自分が理想に向けて今抱えている問題、課題を「見える化」しました。
実際に書いてみると、自分の理想と現実に大きく乖離があることを認識することができました。今までは、心の中で思ってばかりで書き出すことはありませんでした。
しかし今回書き出してみて、問題の「見える化」を行ったことで、理想の自分になるためのアクションが見えてきました。
例えば、以下のようなことです。
①ライティングの案件を受注してみる、ブログを始める
②旅をしながら生活できる会社や職を探す
③次の休日に旅しに行く場所を決める
タビゼミメンバーも挑戦
今回はこの「as-is/to-be」モデルを2人のタビゼミメンバーにも実際に挑戦してもらいました。
好奇心旺盛、笑顔が素敵な大学生 ななみさん
タビゼミ随一の巨人、身長190cm たくみさん
2人とも「as-is/to-be」モデルを使ってみるのは初めてということでした。各々好きなテーマを決めて、それに対しての現状「as-is」と理想「to/be」を書き出し、問題の「見える化」までやっていただきました。
やってみた感想
今回挑戦した2人には、やってみてどうだったかという感想を教えてもらいました。
ななみさん
現状と理想を書き出すときに、理想「to-be」の書き出すのが難しかったです。挑戦してみて、どういう自分になりたいのか、何をしたいのかということを考える機会になりました。理想と現状がわかると、そのGapを埋めるための道筋は立てやすくなると思いました。現状考えられる理想に向けてアクションしつつ、1か月くらいのスパンで「as-is/to-be」モデルを利用するといいと思いました。
たくみさん
「as-is(現状)」と「to-be(理想)」を列挙することによって、今の自分に何が足りていないのか、何をするべきなのか客観的に見ることができました。実際に「as-is/to-be」モデルを利用することで、自分の中でこれまで自分が設定していたゴールと異なる新しいゴールもあることに気づきました。
お二人ともお疲れ様でした。実際に挑戦してみることで感じることもたくさんあったようです。
まとめ
今回紹介した「as-is/to-be」モデルですが、理想と現実を書き出すことで、問題の「見える化」だけでなく、新しい側面から物事をとらえることもできるということがわかりました。
②Gapから問題を可視化
③可視化した問題に対してのアクションプランを作成
④アクションプランの実施
というサイクルを回すことで「as-is/to-be」モデルをより有効に利用することができます。
このようなフレームワークを利用すると、今の自分に何が足りていなくて、どうするといいのかということを視覚的に把握することができます。目標に向かって適切にアプローチをしていくためにぜひ「as-is/to-be」モデルを使ってみてください。
以上、「as-is/to-be」モデルについてでした。
頭の中を可視化して問題を解決しよう!ビジネスマンに必須の1冊です。知っておいて使わないのと、知らずに使わないのでは天と地ほどの差がありますよ!