世界のクリスマス習慣

面白いほど日本と違う!知られざる世界各国のクリスマス5選

寒い冬が到来し、もうすぐ町に待ったクリスマスが訪れますね!

今年は海外のおもしろいクリスマスの習慣を知って、日本で少し違ったクリスマスを過ごしてみるのもいいかもしれません。

今では当たり前になったクリスマス

今では当たり前になったクリスマス

日本で初めてクリスマスが祝われたのは、1552年に山口県で宣教師コスメ・デ・トーレスらが信徒を集めて行ったミサだといわれています。

一般的にクリスマスといえばチキンやクリスマスケーキを食べたり、朝起きると枕元にプレゼントが置いてあったりすることをイメージしますよね。

しかしクリスマスに対する考え方や過ごし方は国によってさまざまです。

今回は日本とは違う過ごし方をする5ヵ国の、クリスマスディナーやプレゼント事情をご紹介します。

 

世界中でお祝いされる「クリスマス」とは

世界中でお祝いされる「クリスマス」とは

今では12月25日に祝われているクリスマスですが、もともとは数日間祝われるお祭りでした。

代表的な古代ローマの説を参考に、12月25日がクリスマスになった理由やその起源をご紹介します。

 

クリスマスの起源

クリスマスが始まった2〜4世紀ごろのヨーロッパは、ローマ帝国時代。

その頃キリスト教は定着しておらず、太陽を祈りの対象とするミトラ教が広く信仰されていました。

ミトラ教では太陽の力がもっとも小さくなる冬至の日の12月25日に、大切な行事の1つを開催。

加えて当時のローマ帝国では12月17日から12月23日まで、農耕を祝う大きなお祭り「サートゥルナーリア祭」 も行われていました。

キリスト教はイエス・キリストを「光」に例えることで、太陽の生まれる日である冬至にキリストの降誕を祝うことに決めたのです。

その後キリスト教が広まっていくにつれ、いろいろなお祭りが合わさり、現在の「クリスマス」の起源となりました。

 

サンタクロースは実在した?

サンタクロースのモデルは、4世紀に現在のトルコである東ローマ帝国のシュラに実在した司教「セント・ニコラウス」とされています。

日ごろから生活の苦しい人々や子供たちを助け、自分の財産から惜しまず施しをするような人物だったそうです。

あるとき彼は身売りをしなければいけない貧しい3人姉妹の話を聞き、真夜中に顔を隠して姉妹の家を訪れ、煙突から3枚の金貨を投げ入れました。

金貨は暖炉の近くに干してあった靴下に入り、そのお金で姉妹は身売りをせずに済んだという逸話が残されています。

これが「サンタクロースは真夜中にきて靴下にプレゼントを入れていく」伝統の始まりです。

 

世界各国のクリスマスの過ごし方

世界各国のクリスマスの過ごし方

日本とは違ったクリスマスの過ごし方をする5つの国をご紹介します。

 

プレゼントは返品OK【アメリカ】

アメリカのクリスマスは家族や親戚と過ごすのが一般的です。

ディナーでは七面鳥やパイ、アイスクリームなどを食べます。

しょうがを練り込んで人型に焼いた伝統的なクッキー「ジンジャーブレッドマン」が、街のいたるところに飾られるのも特徴です。

プレゼントは本物のもみの木の下にまとめて置かれてあり、当日はみんなでラッピングをはがします。

特徴的なのは、プレゼントが気に入らなかったら返品できること。

プレゼントにはそれぞれギフト用レシートがついていて、クリスマスの後には大返品大会が開催されるそうです。

 

家族みんなでプレゼント交換【カナダ】

カナダのクリスマスは家族と過ごすのが一般的。

ディナーは家庭ごとに毎年決まった料理を食べます。

プレゼントは家族全員と交換するのが習わしです。

家族全員分のプレゼントを用意する必要があるため、クリスマス前から少しずつ準備しておくのが定番。

ほかにも特徴的な慣習として、ご近所さんとクッキーを持ち寄って交換する「クッキーエクスチェンジ」があります。

用意するのは大変ですが、さまざまな種類のクッキーを食べられる素敵なイベントです。

 

サンタがサーフィンをしながらやってくる【オーストラリア】

オーストラリアは南半球にあるため、クリスマスは真夏です。

家族や親戚と過ごすのが一般的で、ディナーは豪快にBBQを楽しみます。

食後にはイギリスの伝統的なケーキ「クリスマスプディング」を用意する家庭も多いそうです。

子供にプレゼントをあげるだけでなく、大人同士でプレゼントを交換する「クリスクリンゲル」と呼ばれる習慣があります。

子供だけでなく大人も楽しめるのは嬉しいポイントです。

 

大規模なクリスマスマーケット【ドイツ】

ドイツのクリスマスは家族と過ごすのが一般的。

ディナーはアヒルやガチョウ、鴨やチキンの丸焼きなど地域や家庭によって変わります。

国中で催されるクリスマスマーケットは、1年で1番大きなイベントです。

街の中心部は華やかな装飾に彩られ、ライトチェーンとクリスマスツリーが煌めきます。

ドライフルーツやナッツが練り込まれた定番のお菓子「シュトーレン」は、クリスマスの1ヶ月前から少しずつ食べていくのが特徴。

各家庭それぞれのレシピがあるため、ひとえにシュトーレンといえどたくさんの種類があるのも面白いです。

 

クリスマスにサウナ【エストニア】

エストニアのクリスマスは家族と過ごすのが一般的。

ディナーは肉料理やケーキ、ジンジャークッキーなど定番のクリスマス料理が多いです。

他国との違いの一つに、サンタクロースではなくエルフがプレゼントを持ってくるという慣習があります。

クリスマス当日に家族でサウナに入る慣習も特徴的です。

11月半ばから1月初めまではクリスマスマーケットが催されています。

 

世界にはあらゆるクリスマスの過ごし方がある

世界にはあらゆるクリスマスの過ごし方がある

日本とは違ったクリスマスを過ごす5カ国をご紹介しました。

日本のクリスマスは恋人と外で過ごすイメージが強いですが、他国では家族とお家で過ごすことが多いようです。

今年はこの記事を参考にして、今までとは違ったクリスマスを過ごしてみてはいかがでしょうか。

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