本記事は、マルタ旅行で「現地で何を食べればいいの?」と迷っている方に向けて、絶対に押さえたい郷土料理10選を紹介する保存版ガイドです。地中海・北アフリカ・イタリアが融合したマルタ料理は、ヨーロッパでも独自の進化を遂げた知られざる美食大国の魅力にあふれています。王道5品とマニアック5品にわけて、現地で迷わず注文できる情報をまとめました。
マルタ料理ってどんな食文化?

マルタ料理はイタリア・北アフリカ・中東・イギリスの食文化が複雑に混ざり合って生まれた独特のジャンルです。
地中海の魚介、シチリア由来のパスタやピザ、北アフリカ伝来のスパイス、英国植民地時代のパブ文化が島内で融合しています。
食材の特徴
地中海性気候を活かしたオリーブオイル・トマト・ハーブが料理の基礎を支えています。
ゴゾ島産のチーズ・地元産のラビット・地中海の新鮮な魚介が代表的な食材です。
ワインも盛んで、固有種「ジロラ」や「ジェッルーカ」といった土着品種の白ワインが地元レストランの定番になっています。
価格帯の目安
カジュアルレストランで1食10〜15ユーロ、ミドルクラスで25〜40ユーロが相場です。
カフェやバールではパスティッツィ1個1ユーロから楽しめる手軽さも魅力で、観光中の小腹満たしにも便利です。
【王道】マルタで絶対に食べたい料理5選

まずは観光中に必ず出会う、外せない定番5品から押さえましょう。
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パスティッツィ|マルタの国民的おやつ

サクサクのパイ生地にリコッタチーズや潰した豆を包んで焼いた、マルタを代表するスナックです。
街角のキオスクやベーカリーで1個1ユーロ前後で売られており、マルタ人の朝食やおやつの定番となっています。
中身はリコッタ入り(パスティッツィ・タル・イルコッタ)と豆入り(パスティッツィ・タル・ピゼッリ)の2種類が王道です。
バレッタの「Crystal Palace」やラバトの「Is-Serkin」は地元民で行列ができる名店として知られています。
フェネック|ウサギ料理はマルタの国民食

マルタの国民食とされる、ウサギ肉の煮込み料理です。
赤ワイン・トマト・ニンニク・ハーブで長時間煮込まれ、肉はホロホロに柔らかく仕上がります。
「フェネック・ストゥッファト」と呼ばれる煮込みスタイルが王道で、付け合わせのフライドポテトやパスタと合わせて出されます。
ムジエッラ村の「United Bar & Restaurant」など、フェネック専門のレストランがあるほどマルタ人に愛されている料理です。
マルタ風ラビオリ|リコッタ詰めの絶品パスタ

「ラビオリ・タル・マルティ」と呼ばれる、ゴゾ島産リコッタチーズをたっぷり詰めた手打ちラビオリです。
シンプルなトマトソースで仕上げるのが王道で、リコッタの濃厚さとトマトの酸味が絶妙にマッチします。
イタリアのラビオリよりも生地が厚めで、もっちりとした食感が特徴です。
ゴゾ島のレストランで本場の味を試すのがおすすめで、1皿10〜14ユーロ程度で味わえます。
フィッティラ|マルタ風ピザ

イタリアのピザに似ていますが、生地が厚くフォカッチャに近い食感を持つマルタ伝統のピザです。
トマト・オリーブ・ケッパー・アンチョビなど、地中海の食材をシンプルに乗せて焼き上げます。
バレッタの「Nenu the Artisan Baker」は伝統的な石窯で焼くフィッティラの名店として知られ、観光客にも大人気です。
1人前12〜18ユーロで、ランチタイムには行列ができることも珍しくありません。
ランプキー|地中海の白身魚グリル

マルタ近海でとれるランプキー(dolphinfish)は、地中海らしい味わいの白身魚です。
シンプルにグリルしてレモンとオリーブオイルで仕上げるのが定番で、魚本来の甘みが楽しめます。
マルサシュロックの港沿いレストランで食べる新鮮なランプキーは、マルタ滞在中の食のハイライトになります。
ランプキーパイ(風味豊かな魚のパイ)も伝統料理として親しまれており、季節限定の郷土食です。
【マニアック】通好みの隠れた名物5選

王道を押さえたら、地元民しか知らないような深い5品にも挑戦してみましょう。
アリオッタ|マルタ風魚介スープ

地中海でとれた小魚をたっぷり使った、トマトベースの濃厚な魚介スープです。
ニンニク・オリーブオイル・パセリ・米を加えて煮込み、漁師料理がルーツとされています。
寒い季節には体を温めるソウルフードとして、地元のトラットリアでよく登場します。
マルサシュロックやセント・ポール湾の港町レストランでは、本格的な家庭の味が楽しめます。
ブラジョリ|牛肉のロール煮込み

薄く叩いた牛肉でハム・ゆで卵・パン粉・ハーブを巻き、トマトソースでじっくり煮込んだ料理です。
別名「マルタのオリーブ」とも呼ばれ、見た目の華やかさと深い旨味で家庭料理の代表格となっています。
特別な日のディナーや日曜の家族の食卓に並ぶ、まさにマルタの「おふくろの味」です。
ローカルレストラン「Ta’ Marija」など、伝統料理を出す店で出会える可能性が高い一品です。
ホブズ・ビズ・ザイト|マルタ風ブルスケッタ

カリカリに焼いた田舎パンに、トマトペースト・ツナ・ケッパー・オリーブをのせたマルタ流ブルスケッタです。
「ザイト」はマルタ語で「オリーブオイル」を意味し、たっぷり染み込ませて食べるのが流儀です。
ピクニックや軽食として地元民に愛されており、ビーチサイドのバールでもよく見かけます。
シンプルですが、地中海の素材の良さがダイレクトに伝わる逸品です。
ストゥッファット・タル・カラマリ|イカのトマト煮込み

地中海でとれた新鮮なイカを、トマト・玉ねぎ・ワイン・ハーブで柔らかく煮込んだ郷土料理です。
イカは長時間煮込むことで驚くほど柔らかくなり、トマトソースに旨味が溶け出します。
パスタと合わせてイカ墨パスタ(パスタ・ビス・スッタ)にすることもあり、見た目のインパクトも抜群です。
漁師町マルサシュロックの日曜マーケット近くのレストランで本場の味が楽しめます。
イムカルル|マルタ伝統のクリスマスデザート

クリスマスシーズンに食べられる、マルタ独自の発酵デザートです。
ナッツ・スパイス・蜂蜜・柑橘ピールを練り込み、薄いペストリー生地で包んで焼き上げます。
クリスマスマーケットや年末年始のレストランでしか出会えない、季節限定の貴重な一品です。
冬季にマルタを訪れる予定なら、絶対に試したい伝統菓子といえます。
マルタグルメを楽しむためのコツ

料理を楽しむためにも、現地の食事マナーや時間帯を押さえておきましょう。
食事の時間帯
ランチは12時30分〜14時30分、ディナーは19時30分〜22時の間に営業する店が大半です。
夏期は屋外席が人気で、夜遅くまで賑わうレストランも多くあります。
時間帯を外すと開いている店はバールかピッツェリアに限られるため、計画的な食事が大切です。
おすすめのレストランエリア
- バレッタ旧市街:観光客向けと地元向けが混在
- スリーマ・セントジュリアン:ハイエンドからカジュアルまで充実
- マルサシュロック:シーフードの聖地
- ゴゾ島ヴィクトリア:ローカルな味と価格帯
エリアごとに特色が異なるため、滞在拠点と組み合わせて選ぶのがおすすめです。
チップとサービス料の目安
レストランではサービス料が含まれていることが多く、明細を見て「Service Charge」とあればチップは不要です。
含まれていない場合は会計の10%程度を目安に支払います。
カフェやバールでは端数を切り上げる程度で十分で、無理に置く必要はありません。
まとめ|マルタは知られざる美食大国

マルタ料理は地中海・北アフリカ・イタリア・イギリスの食文化が融合した、ヨーロッパでも独自の魅力を持つジャンルです。
王道のパスティッツィ・フェネック・ラビオリ・フィッティラ・ランプキーをまず押さえ、余裕があればアリオッタやブラジョリといったマニアックな郷土料理にも挑戦してみてください。
小さな島ながら食の多様性は驚くほど豊かで、滞在中の食事が旅の最大のハイライトになるはずです。
地中海の青と歴史ある街並みを背景に、マルタの食を心ゆくまで楽しんでください。
