調べてみたところ各国により様々な風習があり、面白い年末年始の過ごし方をいくつか見つけました。
今回は世界各国の少し変わった、年末年始の過ごし方を紹介していきます。
少し変わった世界のお正月10選
世界各地の年末年始の過ごし方をご紹介していきます。
【スペイン】年越しの瞬間に12粒のブドウを食べる
スペインでは0時の鐘と同時に12粒のブドウを食べます。
この12粒のブドウが一年の12ヶ月を表し、全て食べ切れたら一年を幸せに過ごせるという言い伝えがあるためです。
一見簡単そうですが、「0時の鐘が鳴っている間に食べきる」ことが条件なので、少しきついんだとか。
最近は種無しのブドウや12粒入りの缶詰も販売されているそうです。
【ブラジル】げん担ぎがたくさん!正装は「白い服」
ブラジルでは年越しの瞬間に浜辺で花火が打ち上げられ、大勢の人で賑わいます。
げん担ぎがたくさんあり、有名なのは白い服を着る、桃・ブドウ・リンゴ・ヒラマメを食べる、シャンパンを飲むなど。
これらを全て「0時」に行わなければならないので大忙しな年越しになりそうですね。
なかには「海で波を7回飛び越える」というものもあります。
【エストニア】1日に7回食事を取る
エストニアでは1日に7回食事を取ることで新年に7人分の力を蓄えられるとされています。
日本のお正月でも食事の回数が増えてしまいがちですが、7回となると少しきつそうです。
食事内容もソーセージやベイクドポテトなどハイカロリーなものばかり。
ただし全て完食しなければならないという訳ではなく、先祖のために少し残しておく風習もあるようです。
【デンマーク】隣の家のドアにお皿を投げつける
デンマークではお正月に隣の家のドアにお皿を投げつけます。
お皿を投げつけられた家は一年を幸福に過ごすことができ、投げつけられるお皿の枚数が多いほど良いとされています。
高価なお皿も容赦無く割ってしまうそう。
お祭り気分で楽しそうですが、後片付けが大変そうですね。
【プエルトリコ】窓の外にバケツで水をかける
プエルトリコでは日本と同じように大掃除をする習慣があり、部屋の掃除が終わったら窓の外からバケツで水を放り投げます。
これは「家の中にたまった古い気を洗い流して新しい一年を迎える」という意味です。
大掃除が終わったら正月仕様に部屋の中をデコレーションしていきます。
様々な家庭の窓から水が放り投げられる光景は面白そうですね。
【アメリカ】キスとハグで迎える年越しの瞬間
アメリカでは年越しの瞬間にキスをする習慣があり、相手がいない人は友人同士でキスをしたりハグをしたりします。
年越しの瞬間のキスにはあらゆる悪を払拭する力があるという言い伝えがあるようです。
毎年大規模なカウントダウンが行われるタイムズスクエアでは、年越しの瞬間に至るところでキスをしている人がいます。
日本では考えられない、アメリカらしい年越しの過ごし方ですね。
【ボリビア】派手な色のパンツに履き替える
ボリビアでは下着の色でげん担ぎすることが多く、特に赤や黄色などのはっきりとした色が良いとされています。
色によって意味が異なり、赤は「恋愛」、黄色は「お金」など。
毎年年末になると市場にカラフルなパンツが並びます。
選んだ下着の色でその人の願いが分かるのも面白いですね。
【エクアドル】人形や顔写真を燃やす
エクアドルでは人の形をした等身大の人形を家の前に置き、大晦日に燃やす風習があります。
これは今年一年の厄を払うという意味を持ち、年末は至るところで炎が燃え上がっています。
また顔写真を燃やす風習もあり、過去を処分するという意味を持ちます。
どちらにせよ、何かを燃やすことで厄を払う習慣があるようです。
【フィリピン】丸いものを食べて丸いものを身に付ける
フィリピンでは丸いものは演技が良く、金運が上がるとされています。
そのため年末は丸い果物を食べたり、水玉模様の服を着たりします。
「丸いもの=お金」という発想がなんとも斬新で、日本には無い考え方ですね。
ちなみに丸い果物にはバナナやパイナップルも含まれるようで、ルールはかなり緩そうです。
【アイルランド】古くなったパンを家の壁に投げる
アイルランドでは年末年始になると古くなったパンを家の壁に投げつけます。
一見不思議な文化ですが、日本でいう節分の豆まきに近しいものです。
古くなったパンを投げることで、家の中の悪を追い払い福を招くという意味を持ちます。
さらに新しい年も食糧に恵まれますようにという願掛けでもあるようです。
世界には面白いお正月の過ごし方がたくさん!
食べ物や服装など、国によって個性さまざまな文化がありました。
日本でのんびり過ごすお正月も良いですが、海外で例年と違うお正月を迎えてみるのも良いですよね。
今回ご紹介した以外にも面白い文化を持つ国がたくさんあるので、興味のある方はぜひ調べてみてください。