まるでダンジョン!岩手の龍泉洞で体験する“異世界”の冒険旅
そう思ったとき、最初に浮かぶのは大阪や沖縄、北海道といった人気の観光地かもしれません。
でも実は――岩手県もおすすめなんです。
「岩手って何があるの?」と思った方、ちょっと待ってください。
岩手には、まるでゲームのダンジョンのような神秘的な洞窟「龍泉洞(りゅうせんどう)」があります。
岩手県の岩泉町にある「龍泉洞」は、静けさと神秘に満ちたこの洞窟は、想像をはるかに超える体験を与えてくれました。
龍泉洞とは?日本三大鍾乳洞のひとつ

日本屈指の鍾乳洞と地底湖
龍泉洞は、高知県の龍河洞、山口県の秋芳洞と並ぶ「日本三大鍾乳洞」のひとつ。
洞窟内に棲むコウモリとともに、国の天然記念物にも指定されています。
中でも有名なのが「ドラゴンブルー」と呼ばれる地底湖、その透明度は世界屈指で、思わず息をのむ美しさです。
アクセス・営業時間・料金情報
【アクセス】
・盛岡駅からJRバスで約2時間
・車なら盛岡ICから約2時間(駐車場あり)
【営業時間】
8:30〜17:00(季節により変動あり)
【入洞料】
大人:1,100円
小中学生:550円
なぜ“リアルダンジョン”と呼ばれるのか
果てしない地下の世界
現在公開されているのは全長約700m。
しかし調査が続く未踏のエリアを含めると、総延長は5,000m以上とも言われています。
誰もたどり着いていない“未知”の先に、ロマンが広がります。
伝説が息づく神秘の地
「龍が飛び立った跡に泉が湧き出し、洞窟が生まれた」
そんな伝説も残る龍泉洞には、神秘と物語が満ちています。
龍泉洞で体験したリアル“冒険”
冷気と静寂に包まれる洞窟の入口

入口をくぐると、ひんやりとした空気に包まれます。
足音と水の音だけが響く静寂の中、異世界に足を踏み入れた感覚が広がります。
ライトアップされた地底湖と鍾乳石

青いライトに照らされた地底湖は、まさに幻想そのもの。
ヴィーナスや獅子、地蔵に似た鍾乳石が長い年月をかけて形成されています。
ハート型の空間とコウモリとの出会い

洞内にはハートのように見える空間や、コウモリがぶら下がる看板も。
自然の造形と生き物の姿が織りなす、不思議な景色が広がります。
龍泉洞で感じた“冒険心”と“ワクワク”

予想を超えたスケールと感動
正直、期待せずに訪れた場所でした。
でも五感で自然を感じ、時の流れに心が震えました。
旅が好きになったきっかけの場所
当時19歳だった私にとって、龍泉洞での体験は人生初の「心の底からのワクワク」。
この旅が、私にとって「旅の楽しさ」に目覚める大きなきっかけになったのです。
龍泉洞の楽しみ方|一人でもツアーでも
個人でのんびり訪問もOK
私は一人でバスに乗って訪れました。
一人旅の方もちらほら見かけ、気軽に楽しめる雰囲気でした。
ガイドツアーで洞窟の秘密を知る
地元ガイドによるツアーでは、鍾乳石や地底湖、洞内生態系の詳しい解説が受けられます。
【所要時間】
・龍泉洞のみ:約1時間
・龍泉洞+新洞科学館:約1時間30分
【対応人数】1〜10名
【開催期間】通年(※8/13〜16、12/29〜1/3除く)
【予約】14日前までに要予約
【ガイド料金(入洞料別)】
・1名:2,000円
・2〜4名:1人あたり1,000円
・5〜10名:1人あたり500円
※詳細は岩泉観光ガイド協会の公式サイトをご確認ください。
まとめ|非日常を体感したい人にこそ訪れてほしい場所

岩手=地味 というイメージをくつがえす
「岩手って地味…」そんなイメージを持っていた方も、ここまで読めば印象が変わったのではないでしょうか。
非日常を味わいたいとき、ぜひ龍泉洞を旅先に選んでみてください。
眠っていた冒険心が目を覚ます場所
地底湖、鍾乳石、コウモリたちが織りなす未知の世界。
龍泉洞へ行けば、眠っていた冒険心がきっと目を覚まします。
さあ、あなたも冒険に出かけてみませんか。
(ライター:こころ)