座席のアップグレードは通常は有料ですが、いくつかの条件を満たせば無料で行うことが可能です。
- 飛行機に乗る時は基本的にエコノミークラスしか利用しない
- それ以上の座席クラスは高くて手が出せない
- もっと飛行機を快適に過ごしたい
このような方はぜひこの記事を参考にしてみてください。
基本は有料!座席のアップグレード
エコノミークラスから、ビジネスクラスやファーストクラスに座席タイプを変更することを、「座席のアップグレード」といいます。
基本的に有料のサービスですが、無料になる場合があるのをご存知でしょうか。
無料で座席がアップグレードされるのはどんなときか
通常、座席のアップグレードは有料のため、航空会社側としは無料アップグレードをするメリットはありません。
しかしながら航空会社は空席ができるのを防ぐため、繁忙期はエコノミークラスの予約を少し多めに受けます。
これを「オーバーブッキング」と呼びます。
運行当日キャンセルがなくエコノミークラスが満席以上の場合、エコノミークラスで予約した人の一部を他のクラスへ移動してもらうこという作業が発生します。
これが本来エコノミークラスで予約していた人が、無料でビジネスクラスにアップグレードされる仕組みです。
座席が無料でアップグレードされる10のコツ
これからその裏技を10個ご紹介していきます。
(1)航空会社のマイレージ会員であること
利用する航空会社をよく利用していることをアピールすることが大切です。
そのため航空会社のマイレージ会員であることが、1つのアピールポイントになります。
上級会員じゃないと意味がないと思われがちですが、そんなことはありません。
航空会社のマイレージ会員になるだけで少なくとも非会員よりは有利になるため、登録しておくことをおすすめします。
さらにマイルをたくさん貯めていると、無料でアップグレードされる可能性はより高くなります。
(2)特別食を頼んでいないこと
事前に離乳食やベジタリアン用の食事、宗教上の都合で特別食を頼んでいる場合、無料アップグレードされる可能性はほとんどありません。
特別食を注文している方を途中でアップグレードしてしまうと、事前に予約を受けて用意しておいた食事が無駄になってしまうからです。
無料アップグレードを狙う方は特別食の注文は避けた方が良いでしょう。
(3)エコノミーの中でも予約クラスが高いこと
エコノミークラスの中でも座席タイプがいくつかに分かれており、そのため「プレミアムエコノミー」のように少しランクが高いクラスをを予約している人の方が無料アップグレードがされやすい傾向にあります。
ただ通常のエコノミークラスよりは少し値段が高いため、アップグレードを狙うためだけにランクを上げるのは勿体ないため、やめておきましょう。
(4)清潔感のある身だしなみ
飛行機に乗るときは楽な格好がいいから着古したスウェットやジャージでという方も多いと思います。
しかしビジネスクラスに搭乗するお客さんの大抵はきっちりとした服装の方が多いため、ヨレヨレの服を着ていると悪目立ちしてしまいます。
服装だけで判断される訳ではありませんが、無料でのグレードアップを狙いたい方は清潔感のある身だしなみを心がけましょう。
(5)グランドスタッフへの印象を良くする
服装と少し重なりますが、あまりにもグランドスタッフへの態度が悪い方は無料で座席がアップグレードされる確率は低くなります。
まったく同じ条件の人が2人いたとして、一方が愛想のいい人、もう一方が悪態をつく人だったら前者の方をアップグレードしようとなる訳です。
これは座席のアップグレードに関わらず、スタッフの方への最低限のマナーは守りましょう。
(6)ハイシーズンを狙う
そもそも無料でアップグレードされるためには、エコノミークラスが満席であるというのが条件です。
それならばオーバーブッキングが発生しやすい時期、つまりエコノミークラスが満席になりやすい時期を狙えば良いということです。
国内線のハイシーズン(日本の休日)
- 夏休み 8月〜9月
- 春休み 3月〜4月
- 冬休み 12月〜1月
- 年末年始
- 5月の大型連休
国際線のハイシーズン(海外の休日)
- 春節(中国圏の祝日 2月)
- イースター(欧米圏の祝日 3月〜4月頃)
- 国慶節 (中国の祝日 10月)
- クリスマス休暇(12月)
- 夏休み(ほとんどの国が7月〜8月頃)
(7)早めにチェックインする
明確な根拠があるわけではありませんが、早めにチェックインをしている方の方が無料でアップグレードされたという前例が多い傾向にあります。
アップグレードに関係なく、チェックインは時間に余裕を持って先に済ませておいた方が良いでしょう。
(8)遅めに搭乗口に行く
搭乗開始のアナウンスが流れると搭乗口には一斉に行列ができます。
みんな我先にと飛行機に乗り込もうとしますが、そこを焦らず一番最後に乗り込んでみてください。
こちらもあくまで前例ですが、以前一番最後にチケットを専用の機械にかざすとエラーになり、そのまま座席がアップグレードされたという話があります。
必ずではありませんが、アップグレードされる可能性は上がるかもしれません。
(9)少人数であること
団体のうち数人だけアップグレードされることはほとんどありません。
もしあったとしても、団体のうち誰かだけアップグレードされてしまうと空気が悪くなってしまいますよね。
団体客はまとまった席が必要になるため、基本的に候補からは外されます。
1〜2人程度、多くても3人までが無料アップグレードの対象となります。
(10)記念日であることを伝える
誕生日や結婚記念日であることを事前にスタッフに伝えると、座席をアップグレードしてもらえる可能性が上がります。
誕生日は事前に伝わるかもしれませんが、結婚記念日などは搭乗するまでの間に自分から言わなければなりません。
少し恥ずかしいかもしれませんが、勇気を出してスタッフに伝えてみましょう。
飛行機の座席を無料でアップグレードする方法まとめ
この10個の条件に当てはまる数が多ければ多いほど、座席が無料でアップグレードされる可能性は高くなるようです。
座席クラスが上がると機内での快適さが大きく異なるため、飛行機に乗る機会があればぜひ試してみてください。