アフリカの4つの衝撃

人生を変える魅力がたくさん!アフリカの4つの衝撃

タビスケ
アフリカ大陸というとどんな想像をされるでしょうか?

アフリカのイメージを聞いたというアンケートでは以下のような結果があります。

出典:明治大学 アフリカ研究会
【1位】豊かな自然・野生動物
【2位】貧困
【3位】開発途上国
【4位】危険・怖い・治安が悪い

このどのイメージもある意味正解で、ある意味不正解です。

単純なイメージだけのアフリカではなく、実際に訪れ、現地民と触れ合った旅人が目にした”生のアフリカ情報”をご紹介することで、人生を変えてしまうほどの魅力があるということを少しでも知っていただければと思います。

アフリカに移住する日本人が意外といる理由

アフリカに移住してSNSで発信する日本人たち

アフリカに移住する日本人は徐々に増えています

Twitterでも多くの日本人がアフリカの各地に移住をして、その情報を発信しています。

  • 大学を休学してケニアの企業にインターンにきた「大学生よし

 

タビスケ
どうしてアフリカに移住する日本人が増えているの?

何故これほどアフリカに移住する日本人が増えているのでしょうか。

それは移住したくなるほどの魅力がアフリカには備わっているからに他なりません。

実際アフリカに移住した日本人たちの感想

  • 人が優しい
  • 資源が豊富にある
  • 文化が面白い
  • 自分にもできることがある

移住した人たちの話を聞いたところ、意外な回答が得られました。

先ほどのイメージとは違った理由ばかりなのです。

こうした理由は単純にアフリカを旅行した程度ではなかなかうかがい知ることは難しく、実際に移住するほどアフリカにのめり込んだ人達だからこそわかることなのかもしれません。

多種多様な民族・部族が住むアフリカ

アフリカには大小合わせて3000もの民族・部族がいると言われており、およそ2000〜2100もの言語が話されていると言われています。

出典:PEOPLE OF AFRICA

アフリカ大陸の広大な土地の中には多種多様な民族が住んでいます。

その中でも特徴的なアフリカの民族を少しだけご紹介させていただきます。

お皿を口にはめるムルシ族

まずはエチオピアの有名な部族であるムルシ族です。

ムルシ族は女性が口にお皿をはめていることで有名で、大きなお皿をはめれるほど美しいとされています。

とはいえ、近代化してきたムルシ族も普段からお皿をはめている訳ではなく、来客が来た際などにはめるという感じで、普段はほとんどはめていないのが実情。

更に口の下を切るという行為が不衛生で危険なことだということで、エチオピアの政府が最近この行為を禁止し始めています。

そのため、将来的にはこのお皿をはめたムルシ族を見れなくなってしまうかもしれません

ブルジャンプが有名なハマル族

同じくエチオピアのハマル族

ムルシ族とは居住区も近いため、ムルシ族と同時に見に行くこともできる部族の一つ。

この部族で有名なのはブルジャンプと呼ばれる、牛を並べてその背中を走っていくというお祭りです。

ブルジャンプは毎日行われているわけではなく、数日おきに開催されています。

見学に行く前にはツアー会社のガイドなどにお祭りの時期を確認してから行かないと無駄足になってしまう可能性があり注意が必要です。

ライオンと戦うマサイ族

タビスケ
彼らは本来遊牧民族だということはご存知でしょうか?

日本の中でも一時期ブームになったマサイ族

ケニアとタンザニアの国境付近を遊牧していた民族でしたが、欧米諸国の植民地政策により国という制度ができてしまい、国境ができたことで、自由に移動することができなくなってしまったのです。

新政府はマサイ族の遊牧を禁止する政策を出し、彼らは固定の拠点を作らざるを得なくなってしまったのです。(マサイ族はケニアとタンザニアの二つに分かれてしまった)

ですが非常に勇敢な彼らの文化は今も存続しています。

それは男の子が成人するためにはライオンと戦わなければいけないというもの。

百獣の王と戦うために常に身体を鍛えておかなければいけない。

だからこそあの有名なジャンプが出来るようになったんですね。(もちろんそれだけでなく、彼らの歓迎の舞の中にジャンプが含まれているのもあります)

世界一美しいヒンバ族

次はナミビアのヒンバ族です。

彼らは写真家のヨシダナギさんがテレビ撮影で訪れたことからも非常に話題となりました。

実際に行ってみるとよく分かりますが、本当に美人の多い部族です。

装飾品や髪のセット、そして身体に塗る油など美を追求していました。

アフリカの多くの部族はかなり近代化していて、資本主義が入ってきてしまっているので、村に見学に行くのにお金を要求されたり、それとは別に写真代を請求されたりするのですが、このヒンバ族は違います。

村に入るためにはお土産が必要ですが、そのお土産は実生活で必要な食品類のみで、それ以外に金品を請求されることは皆無。

村に入っても全員が歓迎してくれ、話をしてくれるのでとても親しみやすい人達です。

②独自に発展した文化

アフリカはエチオピアを除いて全ての国が一度欧米諸国の植民地となっています。

そのため、植民地政策を行っていた国の影響をかなり受けていると言わざるを得ませんが、その中でもアフリカの独自の文化もあります。

アフリカ布として有名なチテンジ

アフリカ布として有名なチテンジというものがあります。
チテンジはアフリカの多くの国で作られている布で特に東アフリカ諸国では各地で散見されます。

色が鮮やかなのが特徴で、生地は薄いものから厚いものまで様々です。
現地では基本的に女性が身につけていて、腰に巻いている人が圧倒的に多いです。

植物の線維から作られる強力なサイザルバッグ

サイザルという植物がアフリカにはあり、そのサイザルの植物を収穫し、乾燥させて残った線維を織って作るのがサイザルバッグです。

非常にしっかりとした繊維を、1つ1つ丁寧に現地の女性達が織り上げていくことで、非常に丈夫なバッグが出来上がります。

ケニアには非常に広大なサイザル畑がありました。

アフリカ最大級のキベラスラム

アフリカ最大と言われているのがケニアのナイロビにあるキベラスラムです。

スラム街といえばギャングが根付き、殺人や強盗などの考えられるあらゆる犯罪が日常茶飯事のように行われているようなイメージがありました。

もちろんそのような犯罪が無いとは言えません。しかし実際に訪れたスラム街はその混沌とした街並みの中にも、秩序と笑顔、そして誇りがありました。

まとめ

前編としてお伝えした今回の部族や文化は、深く入り込めば入り込むほど日本人である私達にとって衝撃的な内容が次々と出てきます。

それは今回のタイトルでもある「人生を変える」体験に十分なり得ます。先述のヨシダナギさんもそんな部族に魅せられた一人でしょう。またチテンジを服やアクセサリーにして日本などの海外に広めようとしている人、サイザルバッグを日本に輸入して販売する事で現地の人たちの生活を支える仕事をしている人、スラムで学校を開き子供達の教育に携わっている人も、皆それぞれの文化などに魅せられ「人生を変えた」人達です。

今回はあくまで導入としてのアフリカの魅力を幅広い範囲でお伝えしたにすぎません。また機会がありましたら、それぞれについてさらに深くお伝えしていけたら良いなと思います。

後編ではアフリカの知っているようで知らない大自然の事やアフリカについて語るには避けられない過去の凄惨な出来事についてご紹介していきますので、是非ともご一読頂ければと思います。

ヨシダナギBEST作品集「HEROES」
5

少数民族を撮影したヨシダナギ写真集。

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