休学を終えた女子大生にインタビュー
1年間の休学を終えた大学4年生のつづみさんに、休学をしようと思ったきっかけや、休学期間中に心のワクワクに従ったことで見えた、自分の軸についてお話を伺いました。休学を検討中の方や、休学中の過ごし方に悩んでいる人にとって、必見の内容です。
最初に簡単な自己紹介をお願いします。
はじめまして!都内の大学の福祉学科に通う現在大学4年生のつづみです。今年3月まで大学を1年間休学していました。現在は復学して、学業とアルバイト、週1で間借りのコーヒー屋を運営しています。
休学に大きな理由は必要ない
ありませんでした。
休学という選択肢を持ちはじめたのは、旅好きの学生が集う団体に所属したことがきっかけです。
休学中に自分の好きなことを好きなだけする人たちに出会い、休学に対するハードルが一気に下がりました。
大きな理由やゴールがなくても休学していいのだと思えたのです。それなら、「自分と向き合う時間を取ってみよう」と思い、気軽な気持ちで休学届を出しました。
自分と向き合う時間を取る中で、実際にやってみたことはありますか?
以前から考えていたカフェ空間作り、コミュニティ作りを本格的に自分で
やってみようと思いました。
挫折から見えた本当にやりたいこと
最初の3ヶ月間は、コーヒーの勉強ができる場所を求めてアルバイトとして約15店舗のカフェに履歴書を送りましたが、結果はすべて不採用。
もどかしい日々が続きましたが、なんとか駅前のカフェで研修からスタートできました。しかしながらその店舗はひっきりなしに人が来店し続ける忙しい店舗、人と人が繋がる空間には程遠かったです。
この経験が自分が本当にやりたいことに改めて確信を持つきっかけとなりました。そんな中、現在間借りしているコーヒー屋のオーナーに出会い、約3ヶ月間の研修を始めることに。間借りの小さな空間に1人でお店を回す経営スタイルで「とりあえずコーヒー」というお店をオープンしました。
「とりあえず」始めたコーヒー屋で気づいたこと
「とりあえずやってみよう!」という
意味を込めています。
コーヒー屋を始める前は不安もありましたが、やりたいと思ったその瞬間がタイミングだと思い、一歩を踏み出しました。
「分からないからやらない」ではなく、「分からないけど、やってみたいからやる」と心のハードルを下げられることが「とりあえず」やってみることの良い点だと思います。
活動を始めてから、つづみさんの中で
変化はありましたか?
「人が好き」「人と飲むコーヒーが好き」という想いからカフェ空間を作りました。
しかし、たくさんの出会いがある中で、人との繋がりが必ずしも自分にとってプラスになるわけではないことに気づきました。その経験から、人と繋がることを1番の目的にするのではなく、「自分らしくいられる場所を作りたい」と思うようになりました。
漠然と感じていた「人が好き」という気持ちが、行動したからこそ具体化され、自分の価値観について理解する大きな収穫があったと感じています。
「とりあえず」始めたコーヒー屋で気づいたこと
自分と異なる視点を教えてくれる人や、何か新しいことを一緒に始めることに巻き込んでくれる人でしょうか。
では、自分らしさとは。
休学中に見つけた人生における価値観について
旅先で出会った人に「一杯どうですか?」と、コーヒーを淹れられる人になりたいです。
つづみさんが語る今後やりたいこと
挑戦したいことや好きなことを好きなだけやってみることは今後の財産になると思っています。
「緻密に計画しないと!」と焦らず、「とりあえず」自分の心に従って進んでほしいです。