「うどんしかない!」と思われがちな香川県のアートにスポットを当てて紹介していきたいと思います。
香川県がアート県として注目を浴びているのは、3年に一度、瀬戸内国際芸術祭が開催されているからです。
ちぇりー 突然ですが、四国の香川県のイメージと言えば、何でしょう? だいたいの人は「うどん」と答えるのではないでしょうか。 「うどん」ならまだしも「うどんしかないでしょ!」そう言われることも多々あります…(涙) […]
香川県の女木島にはなにがある?どんな島?
女木島は高松市の北約4㎞に浮かぶ島で、高松港からはフェリーで約20分、客船が発着するのは女木港の1ヶ所のみで、2時間おきにフェリーが出ています。
島の中央部には巨大な洞窟があり、かつて鬼が住んでいたという伝説も。
そのことから、別名「鬼ヶ島」とも呼ばれおり、島の至る所に鬼がいるので、探しながら歩くのも楽しいですよ!
女木港周辺は歩いて周ることもできますし、レンタサイクルもあります。
女木島に到着したらまずはココ!
そろそろ島に着きそうだな~と思っていると、海を見渡している巨大な鬼を発見!
これ、「おにの灯台」らしく、よく見ると確かに金棒が灯台っぽい!!台座に埋め込まれている子鬼たちがとってもキュートでした。
フェリーから降りると、ここにも鬼を発見!!
実は男木島の灯台クンと一緒にフェリーにも乗っていたんですね!(笑)
鬼ヶ島おにの館
港に着いてすぐに見える建物が、船の待合所であり観光案内所でもある「鬼ヶ島おにの館」。
バスの切符販売やレンタサイクルもここで受付できます。
さらに、「おにの館」というだけあって、日本各地に伝わる鬼伝説の資料や鬼の面などが展示されています。
モアイ像
おにの館のすぐそばにあるのが1体のモアイ像。モアイ像と言えば、チリのイースター島ですが、なぜ女木島に1体立っているのか不思議ですよね。
実はこのモアイ、香川が誇る大手クレーンメーカーのタダノが、イースター島で倒れてしまったモアイを引き起こす「モアイ像修復プロジェクト」を行った際、試験用に作った原寸模型だったんです。
プロジェクト終了後、高松市に寄贈され、そして女木島に置かれることになったという経緯があります。
女木島で出会えるアート作品
では、ここから本題の女木島のアートたちをご紹介します!
木村崇人《カモメの駐車場》
港の防波堤や防潮堤に並ぶ、たくさんのカモメたち。その数なんと約300羽!風が吹くと向きが変わるようになっていて、海の近くで風を感じられる作品です。
大竹伸朗《女根/めこん》
休校中の女木小学校の校舎や校庭を舞台にした作品。植物と作品が一体化していたり、使われているものもタイルや船材など、隅々まで楽しめる作品です。
レアンドロ・エルリッヒ《ランドリー》
一方には洗濯物が回転する映像が流れる洗濯機、もう一方には本物の洗濯機と乾燥機が設置されています。
実際に洗濯することで作品を体験できる面白さがあります。
山下麻衣・小林直人《世界はどうしてこんなに美しいんだ》
私は作品のタイトルに惹かれたのですが、このタイトルが車輪に浮かび上がる自転車に乗って、海沿いを走る映像作品です。
依田洋一郎《ISLAND THEATRE MEGI「女木島名画座」》
古い倉庫を活用した劇場。
シアター仕立てのペインティングで、映画の上映会も開催されていました。
桃太郎伝説が残る「鬼ヶ島大洞窟」
バスで島の中央部まで行くと、そこには大きな洞窟があります。
洞窟入口までの道中にも巨大な鬼が何体もいて、いよいよ鬼ヶ島にやってきたぞ!という感じです。
洞窟内は結構広く、ところどころに鬼や桃太郎がいます。意外と優しそうだったり、楽しそうだったり、やっぱり怖かったり…。
いろんな鬼を発見してください!
鬼ヶ島の別名を持つ香川県の女木島
アートや洞窟以外にも、約2000本の桜並木や「快水浴場百選」に選ばれた鬼ヶ島海水浴場などがあり、季節ごとに楽しめる島です!
ぜひ女木島に足を運んでみてください。
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