タイ初心者は要注意!現地在住女子が教える気をつけるべきこと

 

タビスケ

タイを訪れる日本人の数は、年間100万人以上。まさに大人気の旅行先です。

 

おいしい料理、物価の安さ、優しい現地の人々。

タイは旅行しやすく魅力的な国ですが、一方で日本と違う文化や習慣があり、観光客が巻き込まれやすいトラブルも少なくありません。

「知らなかった…」では、せっかくの旅行が台無しになることも。

タイ旅行をもっと楽しむために、現地のマナーや、よくあるトラブルを知っておきましょう。

タイ旅行で気をつけることとは

タビスケ

現地に2年半住んだ筆者が考える、タイで気をつけるべきこと5つを紹介します。実際に、タイ旅行に来る友人たちにも伝えていた内容です。

トイレットペーパーはトイレに流しちゃダメ

タイではトイレットペーパーを流すことができません。

使用後は、個室や手洗い場にあるごみ箱に捨てるのが一般的です。

紙を流すとトイレが詰まってしまうことも…。

最初は違和感があるかもしれませんが、これもタイの習慣の1つ。徐々に慣れていきましょう。

実はこんな習慣も

トイレを出るとき、フタを閉める方が多い日本。でも、タイでは、「フタを開けたまま」がマナーです。実は、フタが閉まっていると「詰まっている」「流れない」の合図になることがあります。フタを閉めて出てしまうと、次の人が入るのを避けてしまうことも。トイレのトラブルが多い国ならではの習慣ですね。

お坊さんに触れない

タイは仏教の国。街中にはお坊さんがたくさんいます。

オレンジの袈裟を着て歩いている姿を見ると記念写真を撮りたくなってしまうかもしれませんが、ひとつ大切なルールがあります。

それは、女性は「絶対にお坊さんの体に触れてはいけない」ということです。

お坊さんは日々厳しい修行を積んでおり、女性に触れるとそれまでの修行が水の泡になってしまうという戒律があります。

タイの人々にとって、お坊さんはとても大切で尊敬すべき存在です。

電車やバスで出会うと真っ先に席を譲る様子をよく目にします。

旅行者も、敬意をもって接するようにしましょう。

 

犬や猫に近づかない

タイの路上には大きな犬がたくさんいます。

思わず触りたくなりますが、実は少し注意が必要です。

路上の犬や猫をはじめとする哺乳類の動物は、狂犬病ウイルスをもっている可能性があります。

ウイルスをもった動物に噛まれたりひっかかれたりすると、人間も狂犬病に感染する恐れが。

狂犬病は、発症するとほぼ100%の人が亡くなる恐ろしい病気です。

タイ旅行中はむやみに動物に近づかないことをおすすめします。

万が一噛まれてしまった場合は?

まず傷口を15分以上水洗いすることが推奨されています。その日のうちに必ず病院を受診し、暴露後接種(狂犬病ワクチン)を受けてください。狂犬病の発症を防ぐため、数日おきに4~6回のワクチン接種が必要です。旅行中に何度も病院に通うのは大きな負担になるので、気を付けましょう。

 

「王宮は開いてないよ」を信じないで

バンコク観光といえば、ワットプラケオ(王宮)やワットポー、ワットアルンといった寺院が定番です。

基本的には安全なエリアですが、観光客を狙ったトラブルが起こりやすいことも事実。

その中でも特に有名なのが、通称「王宮開いていないよ詐欺」。

タイを初めて旅行したとき、筆者もこれを経験しました。

ワットポーに向かって歩いていると、トゥクトゥクの運転手さんに英語で話しかけられました。

「王宮に行くの?今日は大きなイベントがあるから開いていないよ。代わりに僕がバンコクの有名なところを案内してあげる。1人10バーツ(約40円)でいいよ。乗って!」

一瞬「親切な人だ」と思いトゥクトゥクに乗ろうとしましたが、「10バーツだなんて安すぎないか…?」という違和感が頭をよぎり、お断りすることに。

後日バンコクの情報を調べていたとき、これはよくある詐欺だと判明。

トゥクトゥクに乗ってしまい、後から数百~数千バーツの請求をされたというケースも目にしました。

このようなトラブルは王宮エリアだけではなく、鉄道駅や観光地周辺などでも発生しています。

「開いていないよ」は嘘であることが多いので、知らない人の言うことを真に受けず、自分で行って確かめてみることをおすすめします。

 

「日本円見せて」は見せちゃダメ

旅行中、「日本に行ってみたい!日本のお金を見せてよ!」と話しかけられたら、みなさんはどうしますか。

人との交流が好きな方や親切な方は、迷わず財布を開いてしまうかもしれません。

でも、知らない人の前で財布や貴重品を出すのはNG行動です。

このような好意を利用した詐欺が、近年タイで流行っています。

「日本円を見せてほしい」と話しかけ、財布を開いたすきに現金やクレジットカード、パスポートを抜き取るケースが多いです。

このような「お金見せて詐欺」は、タイの日本大使館もよく注意喚起をしています。

犯人はタイ人だけではなく、ドバイから来たと名乗る人による犯行が続いていた時期もあるのだとか。

現地での新たな出会いや交流も楽しみつつ、自分の身と貴重品はしっかり守っていきましょう。

現地のマナーやよくあるトラブルを知って楽しく安全に旅しよう

タビスケ
タイはとても魅力的な国ですが、日本と違う点もたくさんあります。

 

「狂犬病…詐欺…タイって危ない?」と思ってしまった人もいるかもしれません。

ですが、怖がらなくて大丈夫。

気をつけるべきことをきちんと守れば、タイは安全で旅行しやすいところです。

このようなマナーやトラブルを知っておくだけで、いざというときに身を守ることができます。

安全第一で、楽しくタイを旅行しましょう。

 

タビスケ
タイ旅行の基本的なマナーや注意点を押さえたら、次は少し足を延ばして、観光地化されていないタイの素顔に触れてみませんか?
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