カップラーメンの歴史は意外と浅く、1971年に発売を開始したカップヌードルが世界初のカップラーメンとして知られています。
現在では世界各国で食され、各地で独自の発展を遂げています。
日本にはないタイのカップラーメン事情
世界三大スープの1つトムヤムクンが有名なタイでも、独自のカップラーメンが数多く展開されています。
タイのコンビニに行くと、ひときわ彩鮮やかなカップラーメンのラックが目につきます。
日本発、世界的にも有名な日清の「カップヌードル」が販売されているのはもちろんですが、それ以上に存在感を放っているのタイのカップラーメンブランド「มาม่า(MAMA)」です。
ママ―と発音するこのカップラーメンはタイの国民食といわれるほど現地で圧倒的な人気を誇っています。
タイオリジナルのカップラーメンMAMA、4種類を食べ比べ
2020年初旬の時点では18種類の豊富なバリエーションを擁し、現地の人にだけでなく、観光客のばらまき用お土産としても大変人気です。
価格も約13B~(約40円~)から設定されており、安く手軽においしくいただけることが人気のポイント。
現地のコンビニでは日本同様お湯が用意されており、ちょっと小腹が空いたというタイミングでいただくことができます。
商品によりますが、「มาม่า(MAMA)」のカップラーメンの中には粉末スープ、液体スープ、かやく、簡易フォークが入っています。
スープ類を全て加え、お湯を入れて待つこと3分で完成、フォークが入っているあたり海外っぽさがあってとてもいいですよね。
(1)Shrimp Tom yum flavour
タイ語で澄んだ水を意味するナムサイと呼ばれるスープが特徴。
エビの出汁が効いており、現地の味らしくしっかりと酸味が効いています。
レモングラスがエスニックな香りを際立たせ、食欲をそそります。
辛さは少し辛いかなという程度、特別辛いのが苦手でなければおいしくいただくことができます。
タイを代表するカップラーメン、迷ったらまずこれを食べておけば間違いなしという一品です。
タイラーメンらしい味わいでおいしい。後味に強い酸味を感じる。
ちょっとした辛みがある。
(2)Shrimp creamy Tom yum flavour
ココナッツミルク入りのスープは口当たりが柔らかく、まろやかな味わいです。まろやかななかにもしっかりと酸味を感じることができます。
辛さとしては (1) のナムサイスープと同じくらいの辛さ。
さっぱりではなくまろやかな味わいを求めている場合は、こちらがファーストチョイスになりそうです。
まろやかに酸っぱい。
ピリ辛。
(3)Minced pork flavour
トムヤムクン味のような酸味は一切なく、食べたときの印象はかなり日本のカップヌードルに近いです。
刺激のある辛みはほとんどありませんが、胡椒の風味はかなり強め。
レモングラスなどのエスニックな風味が苦手な人にとってはとても食べやすいカップラーメン、クセのある香りはほとんどなく、万人受けするタイプです。
強い香りは苦手だけど、現地のカップラーメンは食べてみたいという方におすすめ。
日本で食べたことがある味。
胡椒の強い香りがするが辛くはない。
あっさりとしていて食べやすい。
(4)Chicken green curry flavour
薄い緑色に染まったスープはかなり本物のグリーンカレーに近い味で、これまで食べた3種と比較して一番辛みが効いているラーメン。
辛さとスパイスの効いたスープは後を引く美味しさで、一口また一口とどんどんフォークが進みます。
辛いのが苦手な人にはおすすめできませんが、辛い物好きであればハマること間違いなしなのでぜひ食べてみてください。
本物のグリーンカレーのような味。
辛いけどそこまできつい辛さではない。
タイのカップラーメンの魅力
タイにローカライズされたカップラーメンは現地の人にも大人気、気軽に現地の味を楽しむことができます。
旅しているときにカップラーメン?いや、旅しているからこそ食べてみる価値があるのです。
世界に広がるカップラーメン、独自の発展からその国の食文化を垣間見ることができるのも1つの楽しみですよね。
今回紹介しきれなかったカップラーメンも多数まだ残っているので、タイに行った際はぜひ自分好みのカップラーメンを探してみてください!