【ベトナム穴場】観光よりも心地よさを求めるならダナンへ|暮らすように旅する魅力
ベトナム・ダナンが“ちょうどいい”理由|暮らすように旅した7日間
ベトナムと聞くと、多くの人がハノイやホーチミンを思い浮かべるのではないでしょうか。
どちらも魅力的な都市ですが、今回私が訪れたのは、ベトナム中部にある「ダナン」という海沿いの街です。
観光地のにぎわいから少し離れたその場所には、“ちょうどいい”くつろぎがありました。
ダナンってどんな場所?ハノイ・ホーチミンとは違う魅力
観光都市としては控えめ、だけど心地いい
ダナンはベトナム中部に位置し、海に面した穏やかな都市です。
大都市と比べてバイクの数も少なく、街は整備されつつも、地元の暮らしが息づいています。
有名な観光地が集中しているわけではありませんが、だからこそベトナムらしい空気感を肌で感じながら、ゆったりと過ごせます。
アクセス方法と基本情報
日本から直行便があり、飛行機で約5時間。
ホーチミンやハノイに比べてもアクセスは良好です。
中心部には商業施設が立ち並び活気がありますが、海沿いにはリゾートホテルも増え、旅とくつろぎのバランスが絶妙な街です。
ダナンのビーチで感じた“アジア×欧米”の絶妙バランス

エメラルドグリーンの海と白い砂浜
到着して最初に驚いたのが、海の美しさでした。
エメラルドグリーンに輝く海と、どこまでも続く白い砂浜。
夕方には空がオレンジ色に染まり、幻想的な風景に心を奪われました。
ビーチ沿いのヨーロピアンなカフェやレストラン
ビーチを歩くと、ウッドデッキに白いパラソルが並ぶカフェや、洗練されたレストランが立ち並んでいます。
まるでヨーロッパの海辺に来たような気分になれる、特別な場所でした。
アジアのあたたかさと欧米のスタイルが混じり合うこの空間は、他では味わえない心地よさです。
偶然出会ったホーリーフェスティバルでの非日常体験
滞在中、偶然ホーリーフェスティバルに遭遇しました。
色とりどりの粉を塗り合い、陽気な音楽に合わせて踊る光景。最初は驚きましたが、気づけば私も全身カラフルに。
インド発祥のこの祭りを、ダナンで体験できたことは、忘れられない非日常でした。
観光より「暮らす旅」が似合う街、ダナン

マップに載っていない魅力との出会い
ダナンでは、あえて計画を立てずに街を歩くのが楽しいです。
地図に載っていない食堂や、手作り雑貨が並ぶ市場など、地元の暮らしに自然と溶け込める場所に出会えました。
コーヒー片手に感じる、旅のやさしさ
ベトナムの街角では、人々がバイクの上やベンチでコーヒーを片手にゆったりと過ごしています。
「今、この瞬間を楽しむ」――そんな感覚を、ダナンの人々が思い出させてくれました。
五感で感じる“ベトナムの雰囲気”
ダナンの街を歩くと、フルーツの甘い香り、ベトナムコーヒーの香ばしさが漂ってきます。
焼きたてのバインミーや、香草と魚醤の香りが立ちのぼるフォーの店も。
道からは、バイクのクラクションが鳴り響き、「ベトナムに来たんだな」と実感しました。
旅の終わりに感じた、“また戻りたい”という気持ち

「もう一度来たい」と思える自然な感覚
旅の終わりはいつも寂しさを感じますが、今回は「また戻ってきたい」と自然に思えました。
派手さはなくても、穏やかに流れる時間と、現地の人々の暮らし、五感に残る香りや風景。
そのすべてが、心に余韻を残してくれた旅でした。
自分を見つめ直す時間がくれる価値
忙しい日常のなかで見失いがちな自分自身。
ダナンで過ごした7日間は、静かに自分と向き合い、心を整える時間になりました。
「旅先で自分を取り戻す」。それが、この旅の一番の価値だったと思います。
派手さはいらない。ちょうどいい旅を求める人へ
観光地に疲れたら、ダナンを思い出してほしい
観光スポットを詰め込む旅も良いですが、時には「何もしない旅」も必要です。
ダナンは、そんな旅にぴったりの場所。
暮らすように旅をしたい人、自分のペースで過ごしたい人にこそおすすめしたい、ベトナムの穴場です。
(ライター:ななみ)