# ベトナムのおすすめ料理10選!王道からマニアックまで現地で食べたい名物グルメ
はじめに
「ベトナム料理って、フォーとバインミーくらいしか知らない…」
そう思って旅に出ると、実はもったいないことをしています。
ベトナムは南北に長い国土を持ち、地域ごとに全く異なる食文化が発達した「グルメ大国」です。
ハノイの繊細な味わい、ホイアンの独自料理、ホーチミンの濃厚スパイス…。
どこに行っても「ここでしか食べられないもの」に出会える、それがベトナム旅の醍醐味です。
この記事では、ベトナム旅行で絶対に食べてほしい料理を「王道5選」「マニアック5選」に分けて10品ご紹介します。
王道グルメ5選|ベトナムに行ったら絶対食べたい定番料理

(1)フォー(Phở)|ベトナム料理の代名詞

ベトナム料理といえばまず名前が上がるのが「フォー」です。
牛骨や鶏ガラをじっくり煮込んだ澄んだスープに、米粉で作った平麺、薄切り肉を合わせた一杯は、シンプルながら奥深い味わいがあります。
ハノイ発祥のフォーはあっさり塩味が基本。
ホーチミンスタイルはスープがやや甘く、ハーブや豆もやしをたっぷり添えるのが特徴といえます。
朝食に屋台のフォーをすすりながら1日をスタートするのが、現地の定番スタイルです。
(2)バインミー(Bánh Mì)|フランスパンのベトナム式サンドイッチ

フランス植民地時代の影響を受けた、ベトナム独自のサンドイッチです。
外はパリッと、中はふわっとしたフランスパンに、なまずのパテ・ハム・野菜・香菜・チリソースを詰め込んだ、食べ応え満点の一品といえるでしょう。
1本100〜200円ほどで買えるコスパの高さも魅力で、ベトナム旅行中の昼食や軽食として最も使い勝手の良いグルメです。
(3)ゴイ・クン(Gỏi Cuốn)|生春巻き

日本でも人気の高い「生春巻き」は、ベトナムでは「ゴイ・クン」と呼ばれています。
ライスペーパーにエビ・豚肉・ビーフン・ハーブをたっぷり巻いた、ヘルシーで彩り豊かな一品です。
ピーナッツベースのタレや魚醤ダレをつけて食べるのが現地スタイル。
揚げ春巻きの「チャーゾー」も合わせてぜひ試してみてください。
(4)ブン・ボー・フエ(Bún Bò Huế)|中部フエのスパイシー牛肉麺

フォーと並ぶベトナムを代表する麺料理で、中部の古都フエで生まれました。
牛肉と豚肉の骨をレモングラスやシュリンプペーストで煮込んだ、濃厚でスパイシーなスープが特徴の一杯です。
フォーに比べて辛みが強く、丸みのある太麺との相性が抜群。
フエを訪れたときには必ず本場の一杯を体験してください。
(5)コム・タム(Cơm Tấm)|ホーチミン発祥の砕き米ご飯

ホーチミン名物のB級グルメです。
砕け米のタムを炊いたご飯に、炭火で焼いた豚肉・目玉焼き・皮の薄い蒸し豚・揚げ豆腐などを組み合わせたボリューム満点のワンプレートになります。
甘辛い魚醤ダレをかけて食べるスタイルで、地元の人たちが朝から深夜まで食べている南部の「ソウルフード」です。
マニアックグルメ5選|地元民に愛される知る人ぞ知る料理

(6)バイン・ベオ(Bánh Bèo)|フエの蒸し米ケーキ

フエ発祥の伝統的な軽食で、小さな器に入った蒸し米粉の上に乾燥エビ・豚脂・ネギをのせた一品です。
1口サイズのものを10皿ほど並べてスプーンですくいながら食べるスタイルが独特で、味はあっさりしながらも旨みが凝縮されています。
フエの旧市街の食堂やマーケットで食べられる、地元民の日常食です。
(7)バイン・カン(Bánh Canh)|もちもち太うどん風スープ

タピオカ粉や米粉で作ったもちもちした太麺を使ったスープ麺で、日本のうどんに近い食感が魅力といえます。
具材は豚肉・エビ・カニなど地域によって異なり、ホーチミン近郊の「バイン・カン・ゲー」はカニを丸ごと使った豪快な一杯として知られています。
観光客には知名度が低いですが、地元のベトナム人にとっては定番の家庭料理です。
(8)ミ・クアン(Mì Quảng)|中部ダナン名物の彩り麺

ダナンを中心に広がる、中部クアンナム省発祥の郷土料理として知られます。
ウコンで黄色く染めた平麺に少量のスープ、エビ・豚肉・ゆで卵・ピーナッツ・ライスペーパークラッカーを盛り付けた見た目も鮮やかな麺料理です。
スープが少なめで汁なし麺に近いスタイルが特徴的で、一度食べると「また食べたい」と思わせる中毒性のある一品です。
(9)バイン・ダップ(Bánh Đập)|ホイアンの焼きライスペーパー

ベトナム中部ホイアンの名物で、生のライスペーパーと焼いてカリカリにしたライスペーパーを重ね、エビから作った発酵ペーストであるマム・トムをつけて食べる素朴なおやつです。
「パリッ」と「もちっ」が同時に楽しめる不思議な食感と、発酵したエビの独特な香りが癖になります。
ホイアンの屋台や川沿いのローカル食堂で体験できます。
(10)チャオ・ロン(Cháo Lòng)|内臓入りお粥

ベトナムの屋台グルメの中でも特に「ディープ」な一品です。
豚のモツや血豆腐・腸詰めなどをたっぷりのせたお粥で、香草・ショウガ・チリを加えて食べます。
見た目のインパクトは強いですが、スープは意外とあっさりしており、モツの臭みも少なめで意外と食べやすいといえます。
地元の市場や早朝の屋台で出会えることが多く、食の冒険心がある人にぜひ挑戦してほしい一品です。
ベトナムで食事をするときのコツ

プラスチックの椅子の低い屋台ほどおいしい
ベトナムでは「椅子が低くて小さい路上の屋台ほど地元民に愛されておいしい」という法則があります。
観光客向けに英語メニューがある店よりも、地元の人たちが並んでいる小さな屋台に飛び込んでみましょう。
北部・中部・南部で味が全然違う
ベトナムは南北に約1,600kmと細長い国で、地域ごとに食文化が大きく異なります。
北部ハノイはあっさり塩味、中部フエ・ダナンはスパイシーで複雑な風味、南部ホーチミンは甘みと濃厚さが特徴です。
訪れる地域の名物料理を事前に調べておくとより楽しめます。
香草が苦手でも「抜いて」と伝えれば大丈夫
ベトナム料理にはパクチーをはじめとした香草が多く使われますが、苦手な人は「コン ザウ トム」と伝えれば香草なしにしてもらえます。
まとめ

ベトナムのグルメは、王道の一杯から地元民しか知らないマニアックな料理まで、まさに「食べ尽くせない」ほどの豊かさがあります。
今回ご紹介した10品を手がかりに、ぜひ現地の屋台や食堂に飛び込んでみてください。
食で旅が変わる—ベトナムはそれを実感できる国のひとつです。
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