ライターにとって時間単価を上げるために仕事の単価を上げることも大切ですが、同じぐらい業務の効率化を図ることも重要です。
現在わたしはフリーライターとして仕事をしていますが、ライターを始めたばかりのころ1記事に1週間近くかけていましたが、今では2時間程度で書き終わります。
1記事5,000円だと仮定すると、1週間でやっと5,000円稼いでいたものが2時間で5,000円、時給計算すると2,500円にまで上がったという計算になります。
業務の効率化にはさまざまな方法があり、ライターさん独自の方法を持っている方も多いですが、今回は私が実践している方法の中でも誰にでもすぐに取り組めるものを紹介します。
ライターの業務効率化
冒頭でもお話ししたように、ライターのみならず業務効率化は時間短縮、時間単価アップを目指すうえで必須です。
中でもライターの業務効率化の方法の中で、私がすぐにでも取り組めると思うのは次の2つです。
タイピング速度の向上
1つはタイピング速度をあげること。
タイピングの速度が上がるだけで、1時間あたりに打てる文字の数が変わるので仕事の速度アップに直結します。
毎日たくさんの記事を書いていると自然とタイピング速度が上がって行ったり、ブラインドタッチができるようになっていきますが、最初のうちはタイピング練習ツールなどを使ってタイピングの練習をしてみてください。
タイピング練習ツールは目に見えて数値が分かるので、日に日に結果が良くなっているとやる気の向上にもつながりますよ!
便利なツールを使用する
続いてツールを使用する方法です。
ライターとしてお金を稼いでいるくせにツールを使うのかと思う方もいるかもしれませんが、わざわざ自分で行わなくていい作業を必ずしも自分でやらなければいけないわけではありません。
クライアントからツールの使用を禁止されているのであれば話は別ですが、そういうケースは基本的にないので、どんどん便利なツールを導入していきましょう!
執筆に便利なツール
ライターが使用しているツールもさまざまで、執筆、誤字チェックなどそれぞれの場面ごとにあらゆるツールがありますが、実際に私が執筆や編集に使っているツールを3つ紹介します。
CopyContentDetector
1つ目はコピペチェックができるツールです。
ライターであれば基本的に文章のコピペがダメだということは分かっていると思いますが、時には意図せず文章の内容がかぶってしまうことや、コピーした文章だと判断されてしまうケースもあります。
そこで活用できるのかコピペチェックツールです。
記事中の文章を所定の部分に貼り付けチェックを開始するだけで、ネット上に掲載されているあらゆる記事の中にコピペと判断される記事がないかをチェックしてくれます。
文字数チェック
ライティング作業の中で意外と面倒なのが文字数のチェック。
それを簡単にしてくれるのがGoogle Chromeの拡張機能である「かんたん文字数カウント」です。
このツールをインストールするだけで、文字数を計測したい部分を選択し右クリックから「選択したテキストの文字数カウント」を選ぶだけで、選択範囲の文字数が分かります。
ワードプレスなどCMSによっては記事全体の文字数が分かるものもありますが、部分的に知りたいときや文字数カウント機能がついていないときに重宝します。
文賢
入稿の直線チェックや編集校閲の際に役立つのが「文賢」です。
文献は上記2つのツールとは違い有料ですが、その分使える機能が充実しています。
個人だけでなく、法人での利用も可能であるため、日本の有名企業も多く取り入れているのが特徴です。
有料だけと優秀!「文賢」で文章の校閲を
先に紹介したように「文賢」には多くの機能が備わっています。
文賢の中でも特に業務効率化に有効な機能を4つ紹介します。
誤字脱字のチェック
1つ目の便利機能は誤字脱字チェック機能。
誤字脱字のチェックは、一度のチェックで見落としてしまうこともあり、自分で書いた文章であればなおのこと誤字に気付くのは難しいです。
ツールを使うことで見落としがちな誤字に気づけるだけでなく、日本語の間違いや表現の間違いといった細かい部分も指摘してくれます。
読みやすさのチェック
推敲(すいこう)という、文章の読みやすさのチェックを支援する機能も利用可能です。
接続詞の間違いがないか、助長表現が使われていないか、文章の長さに対して句読点の数が適切かという部分をチェックしてくれます。
漢字で書いた方がいい言葉やひらがなで書いた方がいい言葉のような知識が必要な部分も指摘してくれるので、ライティングの知識がそこまで深くないという方でも読みやすい文章を書けます。
表現の幅が広がる
「文賢」では文章表現についてのレコメンド機能も付いています。
例えば「美味しい」一言にとってもどのように美味しいのかを読者にわかりやすく伝えなければなりませんが、具体的な表現や同じような表現をレコメンドしてくれるので、同じ表現の繰り返しを避けることが可能です。
さらに普段使わない表現を使うことでライター自身の表現の幅も広がります。
個人やチームに合わせたカスタマイズも可能
さらに個人やチームで設定をカスタマイズ可能です。
会社で使用される固有名詞や表現といった、独特な表現を独自の設定で決められるので、会社内で統一した表現、言葉を使っているかのチェックも楽に行えます。
ツールを使って執筆・校閲をスムーズに
ライター・編集者の業務効率化にはツールの利用が欠かせません。
利用できるツールは最大限活用し、効率化を図ることで時間単価のアップにも期待できます。
ぜひ今回紹介したツールを仕事の中に取り入れてみてくださいね!