旅行でタイに行った際、現地の食材でご飯を作った場合、費用はどれぐらいなのだろうと気になったので実際に作ってみました。
今回は普段からよく自炊する旅好きが、タイでの食事事情や自炊のコスパを紹介いたします。
タイの首都バンコクの食事事情
有名な「カオサンロード」をはじめ、タイの町並みには必要不可欠と言わんばかりに屋台がそこかしこに点在しています。
屋台の多さからもわかるように、タイに住んでいる人は自炊をする文化がなく、外食をしたり、テイクアウトで家で食べることの方が多いです。
物価の安いタイでは、外食したり屋台でテイクアウトした方が、自炊する時間がかからないうえ、安く美味しい食事を楽しめるため、ゲストハウスに滞在していても自炊する旅人はあまり見かけません。
実際に屋台などでご飯を食べましたが、こんなに美味しいものが気軽に食べられるのかと、感動を覚えました。
バンコクのスーパーマーケット事情
大きなスーパーマーケットもたくさんありますし、実際にタイに住んでいる人も「たまには自分で作っている」と言っていました。
それではと思い、実際にスーパーマーケット「VILLA MARKET」に行き食材を揃えて自炊してみることに。
タイのスーパーマーケットの品揃えや品質は?
大型店というもあり、店内は清潔で商品も綺麗に陳列されています。
野菜やフルーツは痛んでおらず新鮮なものが多く、お肉や調味料も豊富に取り揃えられていました。
スーパーマーケットには豆腐やおでん、油揚げが売っていたりと、日本でもなじみの深い食品会社の商品が並んでいたりしていることもあり、思わず日本のスーパーにいるかのような感覚になりました。
自炊をするには十二分にものが揃います。
品質も品種も申し分ないのですが、ただ日本で馴染みのものは、日本より少しだけ割高な印象を受けました。
実際にバンコクで自炊をしてみました
・鶏むね肉…2パック
・玉ねぎ…1袋(6個入り)
・卵…1パック(10個入り)
・むきエビ…1パック
・もやし…1袋
・長ネギ…2束
・乾麺…2パック
・ミックスサラダ…2パック
・ドレッシング…1パック
タイ米を鍋で炊くコツ
炊飯器がないので、鍋で炊くことにしました。
タイ米は日本米とは炊き方が異なります。
タイ米は日本米と違い糠がほとんどついていないため、軽く水洗いした後に沸騰したお湯にいれて茹でます。
正確には「炊く」のではなく「茹でる」のがポイント。
10分ほど茹でた後にお湯を切り、弱火で水分を飛ばすことで、いつもタイ屋台で食べるような、ふっくらしたご飯が完成します。
タイ屋台料理の代表、カオマンガイを実際に調理
タイ料理と聞いて一番に思いつく料理がカオマンガイという人も多くいるのではないでしょうか。
”カオ”は米、”マン”は油”、”ガイ”は鶏という意味で、タイ米の上にゆで鶏(蒸し鶏)のぶつ切りを乗せた料理です。
フォークで鶏肉に数か所穴を開け、塩コショウをまぶして10分置きます。
鍋に水を張り、鶏肉とねぎの青い部分としょうがを一緒に入れて弱火で煮ます。
カオマンガイは甘辛いソースをつけて食べるのが主流です。
今回は市販のカオマンガイソースが売っていたので、それを使用しました。
タイの屋台には多くのカオマンガイ屋さんがあり、旅行客や現地の方にも人気の料理です。
絶大なる人気を誇るタイ風焼きそば「パッタイ」
パッタイもタイでは人気の料理、屋台や地元の食堂でよく売られています。
野菜やエビと一緒にライスヌードルを炒めた料理で、「パッタイ」は直訳するとタイ炒めという意味だそうです。
今回は白ネギ、玉ねぎ、もやし、卵、エビ、乾麺を使用。
乾麺をぬるま湯で戻しておき、その間に野菜やエビを切ります。
玉ねぎ、卵、エビの順番にフライパンで炒め、食べやすい長さに切った面を入れた後、最後に白ネギを入れて軽く火を通します。
本当に焼きそばと同じようなレシピですね。
あとは調味料で味を付ければ完成です。
タイで実際に自炊してみた感想
実際に作ってみての率直な感想として、やはり自炊は大変だということ。
旅行先では調理器具や調味料も不十分な状態なことが多いです。
料理の手間、食材の値段などを考えて、タイは屋台での食事が圧倒的にコスパが良いと結論に至りました。
ただ見慣れぬ商品がたくさん並んでいるスーパーマーケットでの買い物は心が躍り、一緒に仲間たちとワイワイしながら料理をするのはとても楽しかったです。
それに海外で自分が作った料理を食べてもらい、「美味しい!」と言われるのは何にも変えれない体験ですよね。
またどこかで機会があったら、自炊にチャレンジしてみようと思います。