海外旅行で心配なことの1つ、現地での交通機関の利用方法。
国により乗り物が違うため、さまざまな種類の交通機関を利用することを旅行の楽しみにしている人もいるほどです。
今回はタイを中心に、主にバンコクの主要交通機関について紹介していきます。
バンコクの主要交通機関をご紹介
バンコクはタクシーやバイクが走っており、道路上部にはBTSと呼ばれる高架鉄道が通っています。
夕方になると発生する大渋滞は、もはやタイの観光の1つとして割り切らなければならないほど。
他にも長距離バス、メトロ、タイならではの乗り物トゥクトゥクをはじめ、バイタク、舟といった多くの移動手段があるのもバンコクの特徴です。
バンコクの都市上部を走るスカイトレインBTS
BTSはBangkok Mass Transit System Public Company Limitedの略称で、別名スカイトレインとも言います。
1999年に交通渋滞緩和を目的として建設された交通機関で、イメージとしてはモノレールが近いです。
バンコクの主要地域サイアムやスクンビット、シーロムなどをつなげています。
BTSにはスクンビット線とシーロム線の二線あり、お互いの線はサイアム駅で乗り換えができます。
乗り方は日本の電車の乗り方と同じです。
自動販売機では硬貨での購入しかできない場合がほとんどのため、硬貨がなければカウンターで行き先を伝えてチケットを購入します。
チケットは磁気カードになっており、入る際はカードを改札にタッチ、出る際は入場時にタッチしたカードをチケット挿入口に入れます。
車内は日本の電車と比べると立ちスペースが広く、車内の表記は英語もありました。
BTSの運行に関わる情報は以下のようになります。
- 営業時間 6:00〜24:00
- 運行間隔 約5分〜10分
- 運賃 16THB〜42THB(日本円で約は55〜150円)
タイの高速鉄道MRT
次にバンコクの高速鉄道、MRTについて紹介します。
MRTはMass Rapid Transitの頭文字。
スカイトレインのBTSとはシーロム駅、スクンビット駅、チャトチャック駅、バンワー駅で接続しており、二つの電車を組み合わせて使うことで行動範囲が広がります。
BTSとの大きな違いは入場に利用するチケットです。
券売機で購入し出てきたのがこの小さな黒い丸型のコインが、入場するために必要となる切符でした。
利用方法はBTS同様で、入る際に改札にかざし、出る際は挿入口にコインを入れます。
運行に関する情報は以下の通りです。
- 営業時間 6:00〜24:00
- 運行間隔 約5分〜10分
- 運賃 16THB〜42THB(日本円で約は55〜150円)
長距離鉄道
バンコクの長距離鉄道は歴史が長く、スピードもゆるやかで車内の雰囲気がとても良い感じです。
車窓からはバンコクの日常的な風景を感じられます。
駅にあるチケット売り場で購入し、発車時刻までに指定された座席についてください。
列車内には寝台車もあれば座席のみの車両もあります、座席やクラスを間違えないよう気をつけましょう。
車内では抜き打ちでチケット検査が行われることもあります。
チケットはなくさず到着まで持っておきましょう。
バンコクから郊外へ行くには長距離バス
バンコクには主要バスターミナルが3箇所あり、それぞれバンコクからタイ国内の様々な場所に行けます。
主に行ける場所は以下の通り、あくまでも一例です。
乗車時間や運賃も場所によって違ってきますので、間違いに気をつけて購入しましょう。
- 北ターミナル タイ国内主要地域、カンボジア・シェムリアップ行きの国際バス
- 東ターミナル パタヤ、シラチャ、サメット島
- 南ターミナル プーケット、サムイ島、カンチャナブリー、ナコーンパトム
タイのミニバスことロットゥー
バンコク市内と郊外を結んだり長距離バスが走っていない場所をカバーするミニバス、 ロットゥー。
乗り合い制となっており、大型の長距離バスより安い料金で利用できます。
車内は10人ほど乗れますが、値段が安い分少し狭いことと大型の荷物を預けられないことが欠点です。
街中で見かけるカラフルなタクシー
バンコクではたくさんのカラフルなタクシーが走っています。
タクシーの利用方法は日本と同じで、道路上で乗客のいないタクシーを手をあげて拾い、行き先を告げます。
料金は後払い方式、観光客に対しては値段を提示してくるタクシーもいますが、可能であればメーターを利用したいと告げましょう。
配車アプリGrabを使ってスマホから事前にきて欲しい場所まで呼ぶことも可能です。
タイと言えばこの乗り物、トゥクトゥク
バンコク市内でよく見かける三輪車タクシー、トゥクトゥク。
ドアも窓もなくとても開放的なため、街の雰囲気を肌で感じれます。
タクシーと比較して値段が高い傾向にありますが、タイに訪れたのであれば一度は体験しておきたい乗り物。
メーターがないため、乗車前に運転手と値段をしっかりと決めておくことでトラブルを回避しましょう。
渋滞を避けて移動したい人にはバイタク
バンコクの街中はよく渋滞するため、車より早く進めるバイクを使う方も多いです。
バイクを使用したタクシー、通称バイタクはオレンジ色や黄色のゼッケンを着用しています。
乗り方は運転手に行き先を伝えて値段を交渉するだけ。
長距離を乗る場合は料金は他の乗り物よりも高いですが、近場であればかなりリーズナブルに渋滞を避けて移動できます。
ピンポイントで行きたい場所に行きたい時には便利です。
バンコクの交通機関まとめ
バンコクの主要な交通機関を紹介いたしました。
トゥクトゥクや船はバンコクの雰囲気を肌で感じれる素敵な交通機関なので、多少効率は悪いかもしれませんが観光で訪れた際には一度試して欲しいところです。
様々な交通手段がありますので、皆さんもぜひ自分の目的にあった交通手段でバンコクライフを満喫してください。
(この記事の情報は2020年4月時点のです。)