ATMを使って海外で外貨を入手する方法
海外で現地の通貨を入手する場合、空港やホテルの両替所で換金する方法以外に、クレジットカードでキャッシングする方法があります。
安心でお得なため、海外によく行く方はすでに利用されたことがあると思いますが、これから初めて利用する予定の方は知っておくべき注意点がいくつかあるのでお伝えします。
海外でキャッシングをする前に確認しておくこと
・利用限度額を超えていないか
利用する前に確認しておくポイントとして、手持ちのクレジットカードにキャッシング機能がついているかどうか。
そして利用できる場合もその限度額は確認しておきましょう。
限度額は特にカードにより異なり、カード会社によっては学生だと上限5万円などの規定もあります。
どちらとも契約時に自身で設定している項目ですが、不安な場合は出発前にカード会社に問い合わせてみましょう。
海外でATMを使う際の注意事項
海外のATMでキャッシングする際の注意事項を何点かあげておきます。
・手数料とレートに注意
・海外キャッシング対応のカードか確認
・クレジットカードをすぐに取り出さないと吸い込まれてしまう
ATMにスキミングの機械がついていないか
スキミングとは、カード情報を盗まれ、まったく同じ偽造カードを作って勝手に使われてしまうことをいいます。
ATMでのスキミングの手口は巧妙で、月末の請求額を見るまで自分が被害者だと確信することは難しいです。
例えばカードの挿入口にカバーを被せ、カード情報を読み取り、画面上にある広告バナーの裏にカメラを仕込み、暗証番号を打ち込むところを録画する手口があります。
少しでも怪しいと思うATMは利用しないことですが、暗証番号は基本的にカメラから盗まれているので、必ず手で隠しながら打ち込みましょう。
海外のATMでお金を引き出す際は手数料やレートを確認
ATMによっては手数料が高かったりレートが極端に悪かったりの、「悪質レートATM」が増えてきています。
ひどいところでは上乗せ率が+12.4%まで上った例があるとの話も。
通常のレートはVISA・MasterCard、JCBのレート約0.1%、銀行の現金両替のレート2~3%。
利用する国のATM手数料の相場や、レートが悪いと口コミに書かれたATMを事前に調べることや、キャッシング時に手数料が高くないか確認することをおすすめします。
海外でキャッシング可能なクレジットカードかどうか確認
JCBカード:Cirrusマーク
MasterCard:Cirrusマーク
クレジットカードにPLUSマークやCircusマークが印字されていない場合、海外でのキャッシングに対応していない場合があります。
また対応している場合にも関わらず、事前に書類等で海外キャッシング利用申請を出す必要がある場合も。
事前にクレジットカード会社に問い合わせて海外キャッシングが可能か確認するか、すでに海外キャッシングを利用したことある場合はそのカードと、それ以外に2-3枚、まだ利用したことのないカードを使えるか確かめるために持っていくのもいいかもしれません。
利用後はキャッシュカードをすぐに抜くこと
海外のATMでキャッシングをした場合、クレジットカードはすぐに取り出してください。
理由は2つ、1つは日本はカード排出後にお金が出てくることが多いのに対して、海外ではお金が出たあとにカードがでてくることが多いからです。
この慣れない仕組みからATMからカードを取り忘れる日本人の旅行者が後を立ちません。
次に2つ目の理由ですが、カードが出てきたまま時間が経過すると、取り忘れと機械が判断して防犯のためカードがATMの中に吸い込まれてしまいます。
吸い込まれたカードはATM管理会社に連絡しなければ取り出すことができず、翌日以降の対応になることもよくあります。
海外旅行先でクレジットカードを使ってお金を引き出す際の注意点まとめ
基本的に安心でお得な海外ATMでのキャッシングですが、気づかないうちにスキミングされていたり、使おうとしたら条件が当てはまらずに使えなかったりすることがあります。
慣れてさえしまえばコンビニや銀行など、街のATMで必要なときに必要な分だけ現地通貨を手軽に入手できるので、ぜひ活用してみてください。