現在ニュージーランドにワーキングホリデー中ですが、トレッキングを堪能したくてニュージーランドを選んだと言っても過言ではありません。
海外の山は日本と準備が異なるのかなど、どうしたら登れるのか分からないという人もいるかもしれません。
今回はニュージーランドの山に登る前に押さえておきたいことをお伝えしていきたいと思います。
すべてのトレッキングコースは一生かかっても回りきれない
それぞれのコースで自然が見せる顔は違うため、1つの山に訪れたからといってすべての絶景を見ることはなかなか難しいです。
季節によっても雰囲気は変わるため、ニュージーランドのトラックは一生かけてもすべて回れないと言われています。
ニュージーランドで登山前に押さえたいこと
自分の体力と装備の把握
1日に歩かなければいけない距離から山の標高など、自分の中で体力的に可能かどうかの見定めが必要です。
初心者でもいける場所や日帰りであれば、基本的に軽い装備でもトレッキングを楽しむことができますが、中級以降の山や、泊りがけになると自分のシューズなどの装備や食事、そして寝袋など準備物が多くなります。
山小屋の予約の流れ
特に泊りがけのトレッキングだと泊まれる人数が決まっているのでハット(山小屋)の予約が必要です。
ニュージーランドでは基本的にDOC(Department Of Conservation)がニュージーランド全体の山の自然管理を行っており、ハットの宿泊管理もDOCがしています。
webサイトより自分がトレッキング予定のコースを選ぶとハットの場所と名前が出てくるので、日付と人数などを入力してください。
支払いが終わるとハットの予約が完了です。
webサイト以外にも、街中にあるDOCカウンターからの受付も可能です。
後ほど説明しますが、Great Walksというトレッキングコースは少し特殊で予約できる期間が決まっています。
現地の街に着いたら登るまでに準備すること
ハットには山小屋を管理する人はいますが、基本的に調理場にはカセットコンロとシンクしかなく、調理器具はすべて自分たちで用意する必要があります。
特に水に関しては雨水を使用しているので沸騰させなければいけません。
鍋は必ず用意しましょう。
日数分の食料と水、調理器具、寝袋と防寒着は最低限そろえておきましょう。
登山当日から終わりまで
山へ到着後は存分に楽しみながら山に登って絶景を迎えるだけです。
ハットにつくと宿泊者のチェックがあるので、予約番号の記入などできるように画面を保存しておきましょう。
また、DOCでもらった紙があればそちらでも可能です。
電波が届かない可能性もあることを視野に入れておきましょう。
少し特殊なGreat Walksとはなにか
Great Walksは10月末〜4月末のシーズン期間、ハットの予約開始日が毎年決まっており、6月の上旬に一斉にその年のハット予約が開始されます。
1番人気の“Milford Track”は数時間でほとんどの予約が埋まるほど人気、Great Walksは全部で10ヶ所が指定されています。
世界のハイカーたちが憧れて訪れるコース、山好きの人は見逃せない情報です。
【経験談】ハット宿泊時に必要なもの
先にも述べたとおり、キッチンにはコンロが置かれているだけ。
ご飯を提供してくれる場所も物もないため、少し大変ですが調理器具を持ち運ぶ必要があります。
宿泊はマットだけ用意されているので、その上に寝袋を使って寝ます。ドアを閉めていればそこまで寒くはないですが、体温調節できるようにヒートテックやダウン(ウルトラライトダウンは重宝しています)があると便利です。
また電気もないので、携帯の充電器は必ず持ってきておきましょう。
風呂に関してですが、水の使用を減らしたいのとお湯が出ない点から、汗拭きシートで対応していました。ここは人によりけりでした。
一方でオフシーズンに行かれる方は、寝る場所のマットが撤去されるので注意が必要です。
ニュージーランドトレッキング事前準備まとめ
日本と違う部分があるため、細かい注意点はサイトをしっかりと確認しておきましょう。
自然大国ニュージーランドは見逃せない絶景がたくさん、ぜひニュージーランドに渡航予定がある方はトレッキングにチャレンジしてみてください!