旅の持ち物リストに書かれていることが多い「常備薬」。
常備薬といっても、どのような薬を持っていけば良いのか悩みますよね。
この記事では旅中の薬が必要な場面とともに、薬の種類を紹介します。
海外で薬を購入するときの注意点
海外で過ごす時間が長くなってくると訪れるのが、現地で薬を購入する場面です。
ここからは海外の薬を購入する際や、服用する際の注意点をご紹介していきます。
海外で薬を購入する場合の注意点
海外で薬を購入する際は、偽物の薬も出回っていることを覚えておきましょう。
特に発展途上国には、先進国から輸入した薬とローカルブランドの薬が販売されています。
ローカルブランドの場合、認可を受けていないものや偽物も多く含まれているので、欧米の薬を購入したほうが安全と言われています。
海外の薬を服用する時の注意点
薬の表記に関しても、正しいものもあれば正しく表記されていないものもあります。
また表記が正しくても、外国人の方が体格が大きいため、日本人には効果が強く表れる傾向があるので注意が必要です。
副作用の眠気が強くなる恐れもあるので、服用は少なめにして様子を見ましょう。
旅ならではの常備薬が活躍する場面
ここでは海外で薬が必要だと感じた場面とともに、おすすめの薬の種類をご紹介していきます。
酔い止めの薬
舗装されていない道やぐねぐねと曲がる山道など、旅中はよく遭遇する場面です。
筆者もフィリピンの山道で車酔いしそうになり、モルディヴでの船の移動ではとても気持ち悪くなった経験があります。
日本では酔い止めを使うことがないという方も、海外では必要になる場面がたくさんあるので、持参した方が良いでしょう。
整腸剤・胃薬・下痢止め
衛生管理が心配な国へ行く場合は整腸剤や胃薬、下痢止めを持参しましょう。
特に東南アジアでは屋台でご飯を食べるのも楽しみのひとつですが、下痢になる人が全体の70%にも及ぶと言われています。
他の国々でも水や飲み物でお腹を壊す人がたくさんいるので、このような薬を持っていくと安心です。
風邪薬・頭痛薬(解熱鎮痛剤)
急に体調が悪くなった時に、見知らぬ土地で現地の言葉を解読しながら薬を探すのはとても大変。
熱が下がるだけでも動きやすくなったり、食欲が湧いたりするので、日本で用意しておいた方が安心です。
虫除け・虫刺されの塗り薬
蚊が感染症を運んでくると、マラリアやデング熱などの思わぬ病気にかかることがあります。
また日本の蚊とは種類が違うので、想像以上に腫れたり痒みが出たりすることもあります。
虫除けの薬と合わせて、刺された後の塗り薬も持っていくと良いでしょう。
高山病予防の薬
登山の場合はゆっくりと標高の高いところに行くため、高山病を予防することができます。
しかし飛行機で標高の高い国に行く時は、急に標高が高くなってしまうため高山病にかかる確率が高くなり、体調不良を訴える人がたくさんいるため注意が必要です。
筆者はペルーのクスコに行った際に薬を使用しましたが、現地の空港で購入する時間はあまりなかったので、事前に用意しておくことをおすすめします。
睡眠導入剤
旅では避けて通れない時差の問題。
飛行機移動で時差ボケになると夜に眠れなくなることがあり、睡眠不足で思うように現地での時間を楽しめなくなってしまいます。
時差ボケで眠れなくなってしまった時のために、睡眠導入剤があると安心です。
旅行でおすすめの薬の持ち運び方
いざ薬を持っていこうとしたときに、どんな入れ物を選べば良いか悩みますよね。
ここからは薬の持ち運びに便利なアイテムをご紹介していきます。
透明の小さな保存袋
透明なものなら中身が見えて分かりやすく、ジッパー付きだと中身が出ることもありません。
マスキングテープなどを使って薬の名前を書いておくと、さらに分かりやすくなります。
透明のピルケース
透明で中身が見やすい透明のピルケースであれば、小分けに収納することができます。
袋よりも丈夫なので、ほかの荷物に押し潰されても安心です。
ピルケースは常備薬を入れる以外にも、アクセサリー入れや小銭入れ、切手入れとして使えるので、1つ持っておくと良いでしょう。
海外旅行にもっていく常備薬まとめ
普段は薬を常備していないという方も、旅中の予想外な出来事に備えて準備しておくのがおすすめです。
薬の量が多すぎると荷物になってしまうこともあるため、必要な分だけコンパクトにまとめて持って行きましょう。
旅を続けていくと現地の薬にも詳しくなってくると思うので、慣れるまでの保険として検討してみてください。
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