タイ料理や世界遺産、ナイトマーケットなども有名ですよね。
その中でもタイの魅力のひとつとして挙げられるのが、1年中種類豊富なフルーツを安く食べられる点です。
季節が大きく3つに分かれているタイ
そして季節によって異なる旬のフルーツを楽しむことができます。
タイの季節は以下の通りに分けられます。
降水量、気温ともに一年を通して最も低くなる季節です。12月、1月は昼間も涼しくなりますが、3月にかけて気温は上がっていきます。
1年の中で一番暑くなる季節です。湿度が高くじめじめとした暑さが続きます。
毎日のように雨が降り、降水量が多くなる季節です。熱帯地域特有の突風を伴う大雨「スコール」がよく起こります。
11月~3月 (乾季)に食べ頃のタイのフルーツ
この時期は雨が降らず乾いている上に気温もあまり上がらないため、フルーツの栽培にはあまり向いていませんが、この時期に旬を迎えるフルーツがいくつかあります。
(1)ザボン
ハンドボールほどの大きさがある柑橘系の甘酸っぱいフルーツです。
日本ではブンタンとも呼ばれています。
日本でも手に入れることはできますが、スーパーで見かけることはほとんどありません。
この時期にタイに訪れる機会があればぜひ旬のザボンを堪能してみてください。
(2)ローズアップル
別名「チョンプー」とも呼ばれているこの果物はリンゴよりもひと回り小さく、味はリンゴよりも梨に近いほんのりとした甘さが特徴です。
「ローズアップル」と呼ばれるようになった由来は、かすかに薔薇の香りがするところから来ていると言われています。
果物自体の味が薄いため塩水に漬けたり、甘じょっぱい塩につけて食べるのがタイ人流の食べ方です。
4月~5月 (暑期)に食べ頃のタイのフルーツ
(1)ドリアン
「臭い」と言われるドリアンですが、旬の時期を迎えたドリアンの臭いはそれほどきつくありません。
臭いさえ克服してしまえば、甘くてクリーミーな味わいにハマる人が続出しています。
(2)ライチ
日本ではあまり見かけない生の状態のライチがタイでは一般的に売り場に並んでいます。
日本でよく売られている冷凍のライチは苦手だけど、生のライチは好んで食べるという方がいるくらい、旬のライチは甘みが強くみずみずしいものが多いです。
ライチが苦手な方もぜひチャレンジしてみてください。
(3)ランブータン
日本では馴染みが薄いものの、タイでは一般的に売られています。
ライチとよく似ており、すっきりとした甘みが特徴です。
もちろん皮を剥いてそのまま食べるのもいいのですが、スムージーにしたり漬物として売られているものもあるようです。
見つけたらぜひチャレンジしてみてください。
6月~10月 (雨季)に食べ頃のタイのフルーツ
(1)マンゴスチン
その美味しさから「果物の女王」と呼ばれるマンゴスチン。
日本で売られているのは高価なものが多く高級なフルーツというイメージがありますが、タイでは安く購入することができます。
特にこの旬の時期は普段よりさらに安く売られています。
(2)パッションフルーツ
全体の約82%が水分でできているパッションフルーツ。
日本では鹿児島県の奄美大島で主に栽培されています。
強烈なルックスと風味で多くの人を魅了しており、他のフルーツにはたとえ難い独特なフルーツです。
(3)パパイヤ
パパイヤは完熟した状態のものはフルーツとして、完熟する前の青パパイヤは野菜として調理されます。
栄養価の面では、実が熟すにつれて多少変化します。
完熟した状態のパパイヤに酸味はほとんどなく、まったりとした甘さを感じます。
おすすめのタイで食べたいフルーツベスト5
5位 ライチ
日本で売られている冷凍のものは苦手だけど、旬の生のライチは好きだという方も多いようです。
それくらい冷凍ライチとは別の食べ物かと思うくらいに風味豊かでジューシー。
ただし年間を通して売られている訳ではなく、この旬の時期以外はあまり売り場に出回らないため、3月後半から5月にかけての間にタイに訪れる機会があればぜひ召し上がってみてください。
4位 マンゴスチン
皮の状態で並んでいると一見怪しげな果物に見えますが、この固い皮の中には純白な果実が入っている高貴な果物なのです。
最近は1年中売られていますが、本当の旬である6月から10月にかけてが1番の食べごろ。
この時期に訪れた方には必ず食べて欲しいフルーツの一つです。
3位 パッションフルーツ
パッションフルーツを初めて見る人にとっては食べるのに少し抵抗がある見た目かもしれません。
しかし旬の時期に手に入る熟したパッションフルーツはバランスの良い酸味と甘みが口の中に広がるため、見た目と味のギャップに驚くでしょう。
そしてパッションフルーツが熟しているかどうかを見極めるポイントがあります。
それは表面にシワがあるかどうかです。
シワが多ければ多いほど食べごろの合図なので、パッションフルーツを買う際にはぜひ参考にしてみてください。
2位 マンゴー
日本では少し高価なイメージのあるマンゴーも、タイでは安く売られています。
道端にある屋台や、街中のスーパーで手軽に手に入ります。
種類がたくさんあり季節によって売られる品種は異なりますが、タイで一番人気と言われているのは3月から5月が旬のナンドクマイ種です。
非常に甘く、酸味がほとんどありません。
季節ごとに売られている品種が異なるため、品種ごとに食べ比べてみるのもマンゴーの楽しみ方の一つと言えます。
1位 ドラゴンフルーツ(ピタヤ)
別名「ピタヤ」と呼ばれるこの果物。栄養価が高く、ビタミンやミネラルも多く含まれるため美容に良いとも言われています。
味は淡白で、日本人に馴染みのあるもので例えるならば味を薄くしたキウイのような味わい。
ほんのりとした甘さと瑞々しさで、食べ始めると止まリません。
皮を剥いた生の状態で食べてももちろん良いのですが、スムージーやシャーベットにして食べてみるのもおすすめです。
おすすめのフルーツの購入場所
タイでは道を歩けば道端の屋台でフルーツが売られていたり、果物屋があったり、スーパーにたくさんのフルーツが売られていたり。
売り場が多すぎてどこで買ったらいいのか分からないという方に向けておすすめの購入場所をご紹介します。
・百貨店
・スーパー
・まちの果物屋や道端の屋台
百貨店
一番安定して新鮮なフルーツが手に入るのは百貨店。
しかしこの中で一番価格が高いのも百貨店です。
あまり値段は気しない、確実に新鮮なものを買いたいという方には百貨店がおすすめ。
スーパー
その次に新鮮なフルーツが手に入リやすいのがスーパー。
値段も少し抑えめなため、値段を抑えつつ新鮮なフルーツを手に入れたいという方にはスーパーがおすすめです。
街の果物屋・屋台
この中で一番フルーツが安く手に入るのが街の果物屋と道端の屋台。
このふたつは街中のあらゆるところで見つけることができるため手軽にフルーツを購入することができる場所でもあります。
しかしその反面、鮮度が落ちたものがあるのも事実です。
タイで旬の時期のフルーツを堪能しよう
・価格も鮮度も平均的。値段を少し抑えつつあまりチャレンジはしたくないという方は「スーパー」
・鮮度が落ちたものもあるけどコツを抑えて安く手に入れたいという方は「街の果物屋や屋台」
ぜひ参考にしてみてください。
タイでは日本であまり見かけないフルーツが売られていたり、日本では高価なものが安く売られていることがよくあります。
タイに訪れた際にはぜひ新鮮なフルーツを堪能してみてください。