ガネーシャはヒンドゥー教の象の顔をした神様で、インドでは街のいたるところで商売繁盛の神様としてみかけます。
そんなヒンドゥー教の神様であるガネーシャをタイはバンコクから2時間ほどいったチャチュンサオ県で見れることご存知でしょうか。
なんとこちらのガネーシャは通常のガネーシャよりも早い速度で願いが叶う「高速で願いを叶える象」として有名です。
通称「ピンクガネーシャ」と呼ばれる2011年にできたこちらの施設について、行き方や参拝方法についてご紹介いたします。
高速で願いを叶える象とは
チャチュンサオにあるワットサマーンラッタナーラーム(タイ語ではวัดสมานรัตนาราม)にあるピンク色のガネーシャ。幅16m、高さ22mとかなりの大きさです。
大きいだけ願いが叶う速度も早いということで、「高速で願いを叶える象」として認知されています。
このピンクガネーシャの周りにはネズミたちの像があり、ネズミたちに願いごとをいうことでガネーシャに願いが伝わりますが、その際に注意点が2つほどあります。
・願いを言う際、片方のネズミの耳をふさぐこと
・ネズミには色があり、自分の生まれた曜日のネズミに願いをいうこと
月曜日生まれ:黄色のネズミ
火曜日生まれ:ピンク色のネズミ
水曜日生まれ:緑色のネズミ
木曜日生まれ:オレンジ色のネズミ
金曜日生まれ:青色のネズミ
土曜日生まれ:紫色のネズミ
日曜日生まれ:赤色のネズミ
また、曜日別に色分けされた7つのネズミ像の他に、ガネーシャの前には2つのネズミ像があり、こちらは金運にご利益があるということで人気です。
タイの人々の間では人気のあるお寺でしたが、インスタ映えするそのインパクトある姿から、ここ数年で海外の観光客の間にも広まりました。
ピンクガネーシャの下の台座は入ることができ、お土産や宗教的な道具を販売しています。
ピンクガネーシャ基本情報
・住所:Moo 2, Tambom Bang Kaeo, Amphoe Muang Chachoengsao, Chachoengsao
・webサイト: https://www.facebook.com/WatSaman2556/
・入場料:無料
ワット・サマーン ラッタナーラームの行き方
2.チャチュンサオからソンテウでワット・サマーン ラッタナーラームへ
バンコクには、北/東/南の3つのバスターミナルがあり、その中でワット・サマーン ラッタナーラームのあるチャチュンサオに行くためには、東バスターミナル(エカマイ)を利用します。
東バスターミナルは電車でBTSエカマイ駅まで行けば歩いてすぐの場所にあります。
2015年に初めて訪れた際はタイ人に人気の観光地として現地の人に教えてもらっていきましたが、その際は本当に外国人観光客もおらず、ネットにも情報がほとんどありませんでした。
それが昨今のインスタ映えブームを含むSNSやブログの影響もあり、今では外国人観光客、特に日本人観光客が増えたようです。
実際にエカマイのバスターミナルには行き先に日本語で「ピンクガネーシャ」の文字が。
エカマイからは様々な場所への長距離バスがでているにも関わらず、日本語で表記されていたのはピンクガネーシャのみでした。
チケットは99バーツ、日本円にして330円ぐらいです。
チケットを窓口で購入後は、奥にあるバス停留所へ。10番からチャチュンサオ行きのバスは発車します。
約1時間30分ちょっとで到着します。
昔は外国人観光客に知られていないため乗るバスを探すのも一苦労だった記憶がありますが、今はもう乗り場にピンクガネーシャの写真がありました。
看板の通り車体に「6265」の表記のあるソンテウと呼ばれる、軽トラックの荷台が座席になっている乗合バスに向かい、出発を待ちます。
出発時刻があるのかどうかはわかりませんが、体感的に人がいっぱいになったら発進しているような気がしました。
揺られること30分、目的のピンクガネーシャの待つワット・サマーン ラッタナーラームに到着します。
ソンテウを降りた際には、帰りのソンテウの時間も気にしておきましょう。写真を撮影した2020年頭では10:20からほぼ30分置きに16:50まで出ているようでした。
最近は配車アプリである「Grab」を利用して旅行している方をよく見かけますが、バンコクから離れた田舎に行くと配車できるクルマが走っていないことや、エリア圏外であることも多々あるので依存しすぎには注意してください。
ピンクガネーシャ以外の見所
実は巨大ガネーシャで有名なこのお寺、他にも巨大な像や、版権大丈夫かな?というようなオブジェがいくつもあります。
アラレちゃんやドラえもん、ドラゴンボールを筆頭にスパイダーマンや仮面ライダーなどなど。
施設の奥にある巨大なハスの花をイメージした浮島は乗ることもできます。
あえて全ての写真は載せませんので、是非とも実際に足を運んで色々とツッコミどころのあるオブジェたちを楽しんでみてください。
施設内には屋台街があり、昼食をとることもできます。
さいごに
タイを初めて旅したときに不安になったことの1つに、急に乗っていたバスを降ろされるということがありました。
タネを明かすと、場所はガソリンスタンド。ガソリン給油の際は乗客全員が降りる必要があります。
知っていればなんてことはありませんが、知らないと不安になることの1つです。
同じ場面に遭遇した場合は焦らず、運転手さんの合図があるまでゆっくりトイレ休憩や、ストアで買い物でもしてください。もちろん降りる際には貴重品の管理はしっかりと。
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