9月のプラハでブルチャークを買うなら|売っている場所・値段・偽物の見分け方
- 公開 2026.09.28
- 更新 2026.09.28
本記事は、9月のプラハでブルチャークを買いたい人に向けた実用ガイドです。
はじめに

買う前に知っておくと失敗しないよ!
秋のチェコで見かける、にごった黄金色の飲み物が「ブルチャーク(Burčák)」です。
ブドウ果汁が発酵している途中の、季節限定の若いワインです。
9月のプラハを歩いていると、マーケットやワインバーでよく目にします。
ただ初めてだと「どこで買えばいいのか」「どれを選べばいいのか」で迷いがちです。
この記事ではプラハで買える場所と値段の目安、偽物を避けるポイント、持ち歩き方と飲むときの注意点を実用目線でまとめました。
ブルチャークの魅力や南モラヴィアのワイン祭りの体験談は、こちらの記事で紹介しています。
まず押さえたい法律のルール

チェコ産のブドウだけが名乗れる名前
ブルチャークは、チェコのワイン法で名前の使い方が決まっている飲み物です。
ルールを知っておくと、お店で選ぶときの目安になります。
名乗れるのはチェコ産のブドウだけ
国内で収穫して加工したブドウだけから造ったものしか、「ブルチャーク」とは名乗れません。
外国産のブドウで造った同じような飲み物は、「部分的に発酵したブドウ果汁」と表示する決まりです。
水を加えるのは禁止
ブルチャークに水を加えることは禁止されています。
果汁そのものを発酵させた飲み物なのです。
水で薄めたものは、発酵中の果汁を味わうというブルチャーク本来の楽しみ方から外れてしまいます。
売っていいのは8月1日から11月30日まで
販売できるのは、ブドウを収穫した年の8月1日から11月30日までです。
しかも「発酵中であること」が条件になっています。
2026年は南モラヴィアのワイナリー「シャトー・ヴァルティツェ」が8月7日に販売を始め、シーズンが幕を開けました。
一番にぎわうのは各地で収穫祭が開かれる9月ですが、10月や11月の旅行でも出会えます。
プラハでブルチャークを買える場所

土曜の朝はナープラフカが狙い目!
プラハではワインショップやワインバー、マーケットの屋台などでブルチャークを扱っています。
発酵ガスが出続けるので、ワインのように密閉したビンでは売られません。
ペットボトルに詰めて量り売りする形がよく見られます。
ナープラフカのファーマーズマーケット
観光のついでに立ち寄りやすいのが、ヴルタヴァ川沿いの「ナープラフカ(Náplavka)」のファーマーズマーケットです。
毎週土曜の朝8時から14時ごろまで開かれています。
シーズン中はブルチャークを扱う店も並ぶので、川沿いの散歩がてら探してみてください。
ワインバーとワインショップ
座って1杯だけ味わいたいなら、ワインバーでグラスで頼むのが手軽です。
持ち帰って宿で飲むなら、ワインショップで量り売りしてもらう方法もあります。
9月の収穫祭の会場
9月のプラハでは、ワインの収穫祭「ヴィノブラニー(Vinobraní)」が続きます。
2026年はトロヤ城で9月12日、グレボフカ公園周辺で9月18日から19日、ナープラフカで9月25日から26日に開かれました。
トロヤ城とグレボフカは入場無料でした。
会場によっては、先にグラスやカップを買って、その器にワインやブルチャークを注いでもらう形式になっています。
日程は毎年変わるので、旅行前に各イベントの公式サイトで確認してください。
値段の目安

1リットルで700円くらいから!
2025年はシャトー・ヴァルティツェで1リットル100コルナから始まり、その後90コルナに値下げされました。
2026年も1リットル90〜100コルナ前後が目安とされています。
日本円にすると、1リットルで約700〜800円ほどです(2026年9月時点、1コルナ=約7.7円で換算)。
ワイナリーの直売より、ワインバーや祭りの会場のほうが高めになることが多いです。
収穫祭ではブルチャークとは別にグラスやカップ代がかかる場合もあります。
偽物を避けるためのチェックポイント

ラベルなしのボトルは避けるのが無難
ブルチャークは人気が高いぶん、品質の低いものが出回ってきた歴史があります。
チェコの農業食品検査機関は、これまでの検査で水で薄めたものや合成着色料を使ったもの、外国産のブドウを使ったものなどを見つけてきました。
2008年、2009年、2018年にも、こうした違反が報告されています。
安心して楽しむために、次のポイントを確認しましょう。
買う前に確認したいこと
- 8月1日より前に売られているものは疑う
- 「burčák」の名前、生産者、原産国(Česká republika)の表示があるかを見る
- ラベルのないペットボトルは避ける
- ワイナリーの直売所、公式の収穫祭、信頼できるワインショップで買う
見た目と香りで確認したいこと
にごりがあって、細かい泡が立っているのがよい状態です。
灰色っぽいものや、濃い紅茶のような色のものは避けたほうが安心です。
酢やカビのようなにおいがするものも、飲まないほうがいいでしょう。
泡がまったく立っていないものは、冷やしすぎか発酵が終わりかけている可能性があります。
買ったあとの持ち歩き方

キャップはきつく締めないのがコツ
ボトルの中では発酵が続いていて、ガスが出続けています。
キャップをきつく締めると中の圧力が上がって危ないので、少しゆるめておきましょう。
持ち歩くときは、倒さないように立てて運ぶのが安心です。
冷やしておくと発酵がゆっくりになり、味の変化もおだやかになります。
時間がたつほど甘さが減ってアルコールが強くなるので、買ったらなるべく早めに飲みきりましょう。
発酵ガスで容器がふくらむおそれがあるため、日本への持ち帰りはおすすめしません。
飲むときの注意点

ジュース感覚で飲みすぎると危険!
ブルチャークはジュースのように甘く、するすると飲めてしまいます。
でも中身はれっきとしたお酒で、発酵が進むほど度数も上がっていきます。
飲んだ日のレンタカーなどの運転は絶対にやめましょう。
生きた酵母や糖分が多いため、たくさん飲むとお腹がゆるくなったり、張ったりしやすいともいわれます。
旅行中はまず1杯から様子を見るのがおすすめです。
チェコには「体の血の量だけブルチャークを飲め(Kolik krve, tolik burčáku)」ということわざがありますが、医学的な根拠はありません。
まとめ

ルールを知れば、選ぶのも楽しくなる!
ブルチャークは、チェコ産のブドウだけで造られる発酵途中の若いワインです。
売っていいのは毎年8月1日から11月30日まで。
プラハならナープラフカのマーケットやワインバー、9月の収穫祭で出会えます。
1リットル90〜100コルナ前後を目安に、ラベルの表示を確かめて選びましょう。
買ったあとはキャップをゆるめ、早めに飲みきるのがおいしく楽しむコツです。
秋のプラハを旅するなら、ぜひ季節限定の一杯を味わってみてください。
チェコ料理と合わせて楽しみたい人は、こちらもどうぞ。
チェコ旅行の準備には、こちらの記事が役立ちます。


