時間やお金などの理由で、なかなかすぐには行けそうにないという方も多いはず。
そんな時におすすめなのが旅の本を読むことです。
ページをめくる度に広がる現地の景色や筆者の体験談など、旅が好きな方はどんどん感情移入してしまうことでしょう。
今回は私がこれまでに読んだ旅本のおすすめ6選をランキング形式でご紹介します。
旅している気分を味わおう!おすすめの旅本6選
6位 世界をひとりで歩いてみた(眞鍋かをり)
マルチタレントの眞鍋かをりさんが綴る旅エッセイ。
10代の頃に芸能界入りし、多忙だった彼女が初めて1人で海外へ訪れたのは30歳をすぎてから。
当時は1人で東京の電車にも乗れなかったというので驚きです。
そんな彼女が最初に向かった先はフランス・パリ。
航空券の手配や海外のホテルのチェックインなど、ひとり旅に役立つノウハウが細かく書かれているため、ひとり旅に興味のある人はとても参考になります。
著者自身がひとり旅の経験を積むうちに成長していく姿や、海外旅行を経験したことのある人なら共感できるエピソードがたくさん書かれているため、なかなか旅に行けない時でも旅欲を満たしてくれる一冊です。
5位 ラオスにいったい何があるというんですか?(村上春樹)
数々のヒット作を生み出してきた小説家・村上春樹さんによる紀行文集。
タイトル名にはラオスが入っていますが、本編ではいくつかの国について描かれています。
なかには空想で書いた後に現地に足を運んだところもあるそうですが、読んでいる限り分かりませんでした。
村上春樹さんの旅行記で特に魅力的なのが料理の描写。
本編の中では美味しそうな料理がたくさん出てくるため、この国に行ったらこの料理を食べようなどと妄想を膨らませることができます。
人によって好みは分かれますが、村上春樹作品で有名な長編小説よりも旅行記の方が好きという方もいるようです。
4位 いつも旅のなか(角田光代)
直木賞をはじめとする多くの賞を受賞してきた大物小説家・角田光代さんによる旅エッセイ。
女性大物作家ということで優雅な旅の様子が書かれているのかと思いきや、若い頃から染み付いたバックパッカー気質が抜けず、バックパック旅が好きな方でも親近感を感じられるでしょう。
本編中に出てくる「旅にも年齢がある。その年齢にふさわしい旅があり、その年齢でしかできない旅がある。」という節がとても印象的でした。
その国に行ったことがなくても細かい描写からその街の風景が思い浮かび、旅をしているかのような気分に浸れます。
良いところだけでなく、感じたままのことがストレートに表現されているためとても読み応えのある一冊です。
3位 じゃ、また世界のどこかで(近藤大真)
写真家・近藤大真の世界一周の様子が綴られた一冊。
どの写真も笑顔が印象的ですが、旅中はハプニングの連続で一時は所持金が300円以下になったそうです。
それでも帰国という手段は取らず、道端で写真を売っていたというエピソードもとても印象的でした。
「世界中の人の写真を撮ってチェキをプレゼントする」という目標を諦めず、世界一周が終わる頃には2000人以上の人にチェキを配り終えていたそうです。
まるで自分も旅をしているかのような気分に浸ることができ、とても素敵な写真ばかりなので写真が好きな方にもおすすめです。
2位 僕らの人生を変えた世界一周(TABIPPO)
旅を広める会社TABIPPOが出版した、世界を旅して人生を変えた15人のエピソードと、50人の土産話。
世界一周ができる人はお金と時間があって、それでいてある程度の語学力や行動力があるような一部の人だけだというイメージが払拭され、世界一周をより身近に感じられました。
ここに出てくる人はどれも特別に恵まれた人ばかりではなく、小さな一歩を踏み出すことの大切さを教えてくれます。
1位 ガンジス河でバタフライ(たかのてるこ)
旅エッセイを出版しているたかのてるこさんのベストセラー作品「ガンジス河でバタフライ」。
関西人気質で極端な小心者の著者が、二十歳の時に憧れのひとり旅に出た時の様子が描かれています。
本編中では旅中に起こったハプニングがいくつも出てきますが、中でも「インドのガンジス河を泳いでいると人にぶつかり、謝るとそれは川を流れる死体だった」という衝撃的なエピソードに心を奪われました。
引っ込み思案の著者が勇気を出して現地に飛び込んでいく姿は「ひとり旅に行ってみたいけど勇気が出ない」という人の背中を押し、より旅に出たいという気持ちを強くしてくれるでしょう。
旅にいけないときは、旅本で海外旅行気分を味わおう
なかなか旅に出れない時や旅中の移動時間など、空いた時間に読書をすることはとてもおすすめです。
ページをめくる度に本の世界に入り込むことができ、いつでも旅気分を味わうことができます。
旅本にも様々な種類がありますが、今回ご紹介した6冊もぜひ参考にしてみてください。