本記事は、韓国で日本人が実際に逮捕されている事例を、外務省『安全マニュアル(在大韓民国日本国大使館発行)』をもとに、知らないと一発で人生が終わる9つの法的落とし穴に整理しました。声かけ・盗撮・写真撮影・飲酒運転・無許可施術まで、回避動作とセットで解説します。
韓国の法律は「日本の感覚」が通じない場面が多い

「韓国は日本に似ている」と感じる場面は多いですが、法律と運用は別物です。
特に、女性への接触・撮影・写真に関する規制は、日本より大幅に厳しい運用になっています。
外務省には、悪気のない行動が原因で警察に通報され、その場で逮捕された日本人の事例が継続的に届いています。
加害者となった場合、警察などにより一定期間、韓国からの出国禁止措置がとられることがあり、この期間中は帰国できないケースが散見されます。
ここから先は、外務省が記録している9つの典型的な逮捕事例を、シーン別に回避ルールとセットで見ていきます。
「日本ではセーフ」「冗談のつもりだった」が一切通用しない世界の話として、頭に入れてください。
路上で女性に声をかけただけで逮捕される

第1の落とし穴、路上での女性への声かけです。
外務省には、路上で女性に声をかけ、肩を抱いて道を尋ねたところ、警察に通報され逮捕された日本人の事例が記録されています。
韓国では、見知らぬ女性へのボディタッチを伴う声かけは、強制わいせつや脅迫として扱われる可能性があります。
「ちょっと聞きたいんですが」のつもりが、相手の通報1本で警察沙汰になります。
回避動作はシンプルです。
道や場所を尋ねたいときは、グーグルマップやネイバーマップなど地図アプリを優先する。
人に聞く必要があるなら、同性の店員さんなど店舗の人に聞く。
夜間、すれ違いざまの女性への声かけ・身体接触は、すべて避けるのが鉄則です。
クラブで女性の体に触れたら警察通報で即逮捕

第2の落とし穴、クラブ内での女性への接触です。
外務省には、クラブで女性の体に触れたところ警察に通報され、逮捕された日本人の事例が継続的に記録されています。
ダンスフロアのノリで腕や肩、腰を軽く触れたつもりでも、相手が通報すれば強制わいせつとして処理されます。
韓国では「酔っていた」「冗談のつもり」は罪を軽くする理由になりません。
回避動作は1つだけです。
同意なしに女性の体に触れない。
ダンスをしていて偶然触れた場合も、すぐに「I’m sorry」「すみません」と謝罪し、距離を取ります。
クラブで盛り上がってもボディタッチは封印するのが、韓国の夜遊びを安全に楽しむ唯一のルールです。
異性の写真撮影が盗撮罪になる

第3の落とし穴、異性の写真撮影による盗撮罪です。
外務省には、異性の写真を撮ったところ盗撮として逮捕された日本人の事例が記録されています。
韓国では性犯罪としての盗撮取り締まりが厳しく、本人の同意なしに撮影した時点で違法となる場合があります。
特にチムジルバン、地下鉄、エスカレーターなど公共空間での撮影は、その場で警察通報の対象になります。
回避動作は2つあります。
人物が映り込む写真を撮影する際は、必ず本人の許可を取る。
カフェ・公共空間で「風景写真のつもり」でシャッターを切る前に、画角に他人の顔や身体が映っていないか確認する。
韓国製スマホはシャッター音を完全にオフにできない仕様になっており、むやみな撮影は避けるのが鉄則です。
空港や軍関係施設の撮影は法律で禁止

第4の落とし穴、空港や軍関係施設の撮影です。
外務省には、空港で飛行機を撮影していたところ、軍用機の撮影を疑われた日本人の事例が記録されています。
韓国では、軍や情報機関等の保安施設の撮影は法律で禁じられており、空港等もその対象に含まれることがあります。
「ただの旅行写真」のつもりでも、撮影位置や画角によっては保安法違反として取り調べを受けます。
回避動作は3つあります。
空港・軍施設・政府関係施設では、撮影禁止のサインを必ず確認する。
サインがなくても、滑走路や軍用機が映る方向は撮らない。
非武装地帯DMZなど軍事関連エリアのツアーでは、ガイドの指示に厳密に従って撮影する。
美容整形・無許可タトゥーで違法行為になる

第5の落とし穴、美容整形と無許可タトゥーのトラブルです。
外務省には、美容整形や施術で本人の意図しない結果になった事例、麻酔等を用いる手術で保険適用されず高額医療費が発生した事例が記録されています。
韓国では、法律上、タトゥーの無許可施術は違法行為となります。
医師免許を持たない人物による施術は、施術者本人だけでなく顧客側もトラブルに巻き込まれる可能性があります。
回避動作は3つあります。
美容整形・施術を受ける際は、必ず契約内容を文書で確認する。
口頭での説明だけでなく、書面でやりとりする。
タトゥーは医師免許を持たない施術者の店舗を避け、合法的に医療機関で受けるのが安全です。
万一の際に保険適用されない可能性があることも、施術前に確認してください。
飲酒運転は自転車も対象、厳罰化が進む

第6の落とし穴、飲酒運転の厳罰化です。
韓国では、車両の運転中の携帯電話・スマートフォンの使用や閲覧が禁止されています。
違反者には罰金や反則金が科されます。
加えて、自転車の飲酒運転にも罰則が設けられている点が、日本との大きな違いです。
自転車運転時のヘルメット着用も法律で義務付けられており、違反すると検挙対象になります。
回避動作は2つです。
レンタル自転車に乗る予定がある日は、その日のお酒は完全に控える。
自転車に乗る際は、必ずヘルメットを着用する。
スマホで地図を見ながら運転するのも違反対象になるため、立ち止まって確認するのが鉄則です。
加害者になると出国禁止措置で帰国できない

第7の落とし穴、加害者になった際の出国禁止措置です。
外務省は次のように記録しています。
「加害者となった場合、警察等により、一定期間、韓国からの出国禁止措置がとられることがあり、この期間中、帰国ができないケースが散見されます」。
これは、犯罪に巻き込まれた被害者ではなく、暴行・盗撮・わいせつなどで加害者として扱われた場合の措置です。
たとえトラブルが軽微でも、警察の捜査が完了するまで出国できないため、仕事や予定が大きく崩れます。
外務省には、飲食店で隣の客とトラブルになり殴られた、または殴ってしまった日本人の事例が記録されています。
回避動作は1つに絞れます。
韓国で他人とのトラブルが発生した際は、自分から手を出さない。
相手が手を出してきても、できる限り言葉での対応にとどめ、その場で警察112番に通報します。
加害者として扱われた瞬間、帰国までのスケジュールが崩壊することを、頭に入れておきます。
ホテル宿泊で未成年・名字違う異性とのトラブル

第8の落とし穴、ホテルでの宿泊拒否トラブルです。
外務省には、予約サイトでホテルを予約し、未成年のみで宿泊しようとしたところ、ホテルから宿泊を拒否された日本人の事例が記録されています。
また、名字の異なる異性の未成年と宿泊しようとしたところ、同じく拒否されたケースもあります。
韓国では未成年の宿泊等に一定の制限がある場合があり、宿泊予定の施設に直接事前確認する必要があります。
回避動作はシンプルです。
未成年の宿泊や、名字の異なる異性との宿泊を計画している場合は、必ず宿泊予定のホテルに直接事前確認する。
予約サイト経由の予約だけで安心せず、メールや電話で「身分証の確認内容」「未成年宿泊の可否」を文章で残しておきます。
飲食店トラブル:日本語の不用意な会話が原因に

第9の落とし穴、飲食店内での日本語による不用意な会話です。
外務省には、日本語による街中での不用意な会話が原因でトラブルになった日本人の事例が記録されています。
「日本語だから現地の人にはわからないだろう」と油断して、店員や他の客への悪口・批判を口にすると、想像以上に通じています。
韓国では日本語を理解する人が多く、特に観光地や繁華街の店員は日常会話レベルの日本語を話せるケースが珍しくありません。
回避動作は3つあります。
店内・地下鉄・タクシー内など、公共の場で店員や他の客への批判を口にしない。
政治、宗教、文化、習慣、生活環境などを批判する話題は、目立つばかりでなく狙われる原因にもなります。
韓国を批判するような会話は、日本語であっても封印するのが、トラブル誘発を避ける最もシンプルな鉄則です。
韓国で人生を棒に振らないための3つの守るべきルール|まとめ

ここまで9つの法的落とし穴を見てきました。
人生を棒に振らないために守るルールは、結局3つに収束します。
1つ目は「異性へのボディタッチ・撮影を絶対にしない」こと。
声かけ、クラブでの接触、写真撮影は、相手の通報1本で逮捕につながります。
2つ目は「撮影禁止サインに敏感になる」こと。
空港、軍施設、政府関係エリアでは、安易にシャッターを切らない。
人物が映る写真は必ず本人の許可を得る。
3つ目は「トラブル時は手を出さない」こと。
加害者になった瞬間、出国禁止措置で帰国できなくなり、仕事も家族も巻き込みます。
万が一、警察に拘束されてしまった場合は、できるだけ早く24時間対応の在韓国日本国大使館 領事部 02-739-7400 に連絡を取り、領事による面会と弁護士の手配を依頼します。
警察への通報は112、消防・救急は119、いずれも「ジャパニーズプリーズ」と申告すれば日本語通訳に接続される仕組みです。
逮捕直後は本人がパニックになるため、家族や勤務先と連絡を取れる体制を渡航前に作っておきます。
韓国は、グルメ・カルチャー・ショッピングのいずれでも世界トップクラスに楽しい目的地です。
今回紹介した9つの落とし穴を頭に入れ、合法と違法の境界線を意識した賢い旅にしてください。
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【出典・参考】
外務省『安全マニュアル』在大韓民国日本国大使館・作成協力ソウル・ジャパン・クラブ
本記事は上記資料をタビゼミ編集部が独自に要約・再構成した解説コンテンツであり、外務省が作成・監修したものではありません。最新の情報は必ず外務省 海外安全ホームページにてご確認ください。